ベルリン国際映画祭で2冠達成! HIKARI監督の長編デビュー作「37セカンズ」特報完成
2019年10月24日 14:00
[映画.com ニュース]第69回ベルリン国際映画祭パノラマ部門の観客賞、国際アートシアター連盟(CICAE)賞をダブル受賞した「37セカンズ」の特報映像と場面写真が、このほどお披露目された。
Netflixでの海外配給も決定している本作は、18歳から渡米して映画を学んだHIKARI監督の長編デビュー作。ベルリン国際映画祭やトロント国際映画祭をはじめとする世界各地の映画祭から招かれ、第32回東京国際映画祭「Japan Now」部門にも選出。「日本映画を新しいステージへと昇華させた作品」と称されており、10月に開催された第42回ミルバレー映画祭ワードシネマ部門マインド・ザ・ギャップでは観客賞を受賞している。
主演は、身体に障がいを持つ女性たちを日本全国で一般公募し、約100人の応募者のなかから、演技未経験の佳山明(かやま・めい)さんが選ばれた。そのほか、神野三鈴、大東駿介、渡辺真起子、熊篠慶彦、萩原みのり、芋生悠、渋川清彦、宇野祥平、奥野瑛太、石橋静河、尾美としのり、板谷由夏といった実力派キャストが結集している。
出生時に37秒間呼吸が止まっていたことが原因となり、手足が動かない身体になった貴田ユマ(佳山)は、漫画家として活動する親友の“ゴーストライター”として働いていた。自らのアイデアを自分の作品として発表できないことへの寂しさや歯がゆさ、過保護な母・恭子(神野)との生活に息苦しさを感じていたユマ。ハンディキャップがあることを突き付けられる日々だが、それでも23歳の女性として望んでいいことがあるはず――そんな思いの狭間で揺れていたユマは、ある出来事をきっかけに“新しい世界”を切り開いていく。
特報映像では、「お風呂」「外出」といった日常の些細な動作も、常に母と一緒に過ごさなければならず、大好きな漫画家の仕事も“ゴーストライター”として活動できないユマのもどかしさを感じる光景を活写。さらに“人との出会い”によって、彼女の止まっていた時間が再び動き出すことを予感させるようなシーンも映し出されている。
「37セカンズ」は、2020年2月から東京・新宿ピカデリーほか全国順次公開。
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