西川美和監督、佐木隆三の小説「身分帳」を映画化! 公開は2021年を予定
2019年10月18日 21:30

[映画.com ニュース]「永い言い訳」「ディア・ドクター」の西川美和監督が、作家・佐木隆三氏の小説「身分帳」を原案として、最新作を手掛けることが決定。デビュー以来、オリジナル脚本による作品を発表し続けてきた西川監督が“小説原案の映画化”という新たな挑戦に臨むことになった。
「復讐するは我にあり」(今村昌平監督)の原作者として知られる佐木氏は、 実際に起きた犯罪をテーマに、小説やルポルタージュを数多く発表してきた。第2回伊藤整文学賞(1991年)を受賞した「身分帳」は、人生の大半を獄中で暮らした実在の男性をモデルにした作品。刑務所を出所し、改めて戻ってきた日常社会のなかで、苦労を重ねながらも必死に生きる“純粋な魂の持ち主”の人生を精緻に描いている。
自ら映画化権の交渉をしてまで挑戦したいと考えていた西川監督。原案小説で描かれる、社会の温かさと冷たさ、その両面に触れながら少しずつ進んで行く主人公の奮闘に強く惹かれたようだ。「佐木隆三さんが書かれた小説は約30年前の日本を舞台にしていますが、もしも今の時代に主人公が出所してきたら、人々はどのように受け止め、彼にはどのような生活が待っているのでしょうか。現在の実情を取材して再検証し、この物語をもう一度届け直したいと考えています」とコメントを寄せている。
本作のタイトルは未定となっており、10月から製作がスタート。公開は2021年を予定している。なお、原案小説「身分帳」は、電子書籍版が講談社より配信中。
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