「マトリックス4」謎の新キャラクター演じる俳優が決定
2019年10月15日 11:00
[映画.com ニュース] 現在準備中の「マトリックス4(仮題)」に、「アクアマン」のヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世が参加することが明らかになったと、米バラエティが報じている。
米ワーナー・ブラザースは、8月に「マトリックス4(仮題)」の製作を発表。ウォシャウスキー姉妹の姉ラナ・ウォシャウスキーがメガホンをとり、ネオ役のキアヌ・リーブス、トリニティ役のキャリー=アン・モスが復帰を果たす。謎の新キャラクターをめぐり、ラナ監督はオーディションを行っていたが、アブドゥル=マティーン2世に決まったという。
アブドゥル=マティーン2世は、米ルイジアナ出身。バズ・ラーマン監督が企画・制作総指揮を務めたNetflixのオリジナルドラマ「ゲットダウン」で頭角を現したのち、「ベイウォッチ」や「グレイテスト・ショーマン」の端役を経て、DC映画「アクアマン」のマンタ役で広く知られるようになった。ジョーダン・ピール監督の「アス」、米HBOの新テレビシリーズ「ウォッチメン」、アーロン・ソーキンがメガホンをとる「The Trial of Chicago 7(原題)」などの注目作に出演している。
「マトリックス4(仮題)」の脚本は、ラナ監督がアレクサンダル・ヘモン(「センス8」)、デビッド・ミッチェル(「クラウドアトラス」原作者)と共同で執筆する予定。「マトリックス」3部作でプロデューサーを務めたジョエル・シルバーは関与しないようだ。
ワーナーはかつて、独自に「マトリックス」のリブートを企画。マイケル・B・ジョーダン主演で、ザック・ペンが脚本を執筆していたが、ウォシャウスキー姉妹が「マトリックス」シリーズへの復帰に関心を示したことで状況が変わったようだ。
ラナ監督は「マトリックス4(仮題)」を手がけることになった理由を、「私たちを取り巻く現実について、20年前に(妹の)リリーと私が探求したアイデアの多くは、いまさらに重要性を増しています」と説明。「自分の人生にこれらのキャラクターを呼び戻し、素晴らしい友人たちと一緒にまた仕事できることに感謝しています」と語っている。
「マトリックス4(仮題)」は、2020年上半期にクランクインするものとみられている。