【国内映画ランキング】「ジョーカー」大ヒットスタートで首位
2019年10月8日 11:00

[映画.com ニュース] 10月5日~6日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が発表された。10月最初の週末は4本の新作がランクイン。首位は新作「ジョーカー」が獲得した。「バットマン」の悪役として広く知られるジョーカーの誕生秘話を、ホアキン・フェニックス主演、トッド・フィリップス監督で映画化したサスペンス・エンターテイメント。第76回ベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞した。4日から全国359スクリーンで公開され、土日2日間で動員35万6000人、興収5億4800万円を稼ぎだした。これは2012年7月に公開され、最終興収19.7億円を記録した「ダークナイト ライジング」の興収比147.3%の成績。客層は大学生から50代まで幅広く、20代の男性グループや女性同士、カップルでの来場が目立った。公開3日間では動員49万8071人、興収7億5566万8700円を記録して、高稼働となっており、最終興収20億円以上が期待できる好スタートとなっている。
3週連続首位だった「記憶にございません!」は2位に後退したが、週末2日間で動員12万9000人、興収1億7400万円をあげ、累計動員は217万人、興収は27億円を突破した。
新作では他に、「HiGH&LOW THE WORST」が3位に初登場。男たちの熱い友情と闘いをメディアミックスで描く「HiGH&LOW」シリーズと、高橋ヒロシ原作による人気不良漫画「クローズ」「WORST」のクロスオーバー作品。4日より全国322スクリーンで公開され、土日2日間で動員12万1000人、興収1億6400万円をあげた。これは17年11月に公開され、最終興収13.1億円を記録した「HiGH&LOW THE MOVIE 3 FINAL MISSION」の興収比54%だが、公開3日間では動員19万6798人、興収3億1009万6300円を記録しており、興収10億円以上が見込める出足となっている。
4位には新作「蜜蜂と遠雷」がランクイン。直木賞と本屋大賞をダブル受賞した恩田陸の同名小説を、松岡茉優、松坂桃李らの共演、石川慶監督で実写映画化したもの。4日より全国324スクリーンで公開され、土日2日間で動員9万6000人、興収1億2700万円の成績。
新作「ジョン・ウィック パラベラム」は5位に初登場。キアヌ・リーブスが伝説の元殺し屋に扮し、これまでにないアクション要素を盛り込みヒットした「ジョン・ウィック」シリーズの第3弾。4日より全国256スクリーンで公開され、土日2日間で動員8万4000人、興収1億2600万円をあげた。これは17年7月に公開された第2弾「ジョン・ウィック チャプター2」の興収比172.8%の成績。前作超えが期待できるスタートを切っている。
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