ジュリー・アンドリュース、AFI生涯功労賞を受賞
2019年10月6日 17:00

[映画.com ニュース] 「サウンド・オブ・ミュージック」「メリー・ポピンズ」などの名作ミュージカルで知られる英女優ジュリー・アンドリュースが、第48回AFI(アメリカ映画協会)の生涯功労賞を授与されることが、米バラエティによってわかった。
1956年に初演されたブロードウェイミュージカル「マイ・フェア・レディ」のヒロイン役で注目を集めたアンドリュースは、64年に映画デビュー作となる「メリー・ポピンズ」でいきなりアカデミー賞主演女優賞に輝く快挙を達成。続く「サウンド・オブ・ミュージック」(65)で2度目のアカデミー賞ノミネートを果たしたのち、82年には「ビクター ビクトリア」で再び同賞にノミネートされた。
その後も「引き裂かれたカーテン」「ハワイ」「テン」「プリティ・プリンセス」など数多くの映画に主演。アカデミー賞のほか、ゴールデングローブ賞を5度、グラミー賞を3度、エミー賞を2度受賞しているアンドリュースはまた、ケネディ・センター名誉賞と全米俳優組合(SAG)賞の生涯功労賞に加え、91年にはウォルト・ディズニーに多大な貢献をした人物に贈られる「ディズニー・レジェンド」の称号、2000年には舞台芸術への功績が認められ英国女王エリザベス2世からデイムの称号を叙されている。
「グレイズ・アナトミー」のションダ・ライムズ企画・制作総指揮によるNetflixの新ドラマ「Bridgerton(原題)」に主演するなど、83歳となった現在も第一線で活躍を続けるアンドリュースに同賞を贈るにあたり、AFI評議会のキャスリーン・ケネディ会長は「ジュリー・アンドリュースほど、あらゆる点で完璧と言える人はいないのではないでしょうか。その類いまれな才能で何世代にもわたる観客にインスピレーションと喜びを与え、映画には世界中の人々を結びつける力があるということを証明してくれる彼女の計り知れない功績を、生涯功労賞をもって称えられることを、AFI一同心から誇りに思います」と賛辞を送った。
授与式は20年4月25日(現地時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われる。
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