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宮沢りえ「人間失格」に手ごたえ 蜷川実花監督「近いうちに絶対主演」で再タッグ熱望

2019年9月23日 19:23

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宮沢りえと蜷川実花監督
宮沢りえと蜷川実花監督

[映画.com ニュース] 女優の宮沢りえが9月23日、東京・新宿ピカデリーで行われた出演作「人間失格 太宰治と3人の女たち」の公開記念舞台挨拶に、蜷川実花監督とともに登壇した。

宮沢が本作のPRイベントに参加するのは初めて。「映画の初日は、わたしも舞台の初日で参加できなくて……。でも、実花監督のインスタグラムで、せっせと皆さんの感想を拝見していた」と話すと、蜷川監督は「今日の舞台挨拶は、りえちゃんがやろうと言ってくれた。カッコいい女性と一緒にお仕事ができて、うれしい」と信頼を寄せていた。

太宰が死の直前に書き上げた小説「人間失格」の誕生秘話を、太宰を取り巻く女性3人の目線から描いた、実話に基づくオリジナルストーリー。主人公の太宰を演じるのは、俳優の小栗旬。宮沢は太宰に裏切られながらも「人間失格」執筆を後押しする身重の正妻・美知子に扮し、「家庭を壊してもいいからと、表現者である太宰を支えられる美知子さんは、共感というよりもあこがれますね。一番のファンであり、理解者だったので、(太宰の)作品を愛した時間は幸せだったと思う」と話していた。

宮沢と蜷川監督は今回が初タッグとなり、「お父様(演出家の蜷川幸雄氏)を介してお会いして以来、いつか何かやろうねと。楽しみにしていた分、ここまで関係性を温めていたので、がっかりさせたくなかった」(宮沢)、「この役は絶対りえちゃんにと思って、かなり早い段階で熱い思いをお伝えし、快諾していただいた」(蜷川監督)。また、宮沢が「短いながらも、過酷で濃密な撮影だった。奇跡の連続が画面に収まっている」と振り返ると、蜷川監督は「やっぱり、この役はりえちゃんにしか演じられなかった。近いうちに絶対、(自身の作品で)主演を務めてほしい」と再タッグに意欲を燃やしていた。

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