マーベル社長「スパイダーマン」巡るソニーとディズニーの対立について発言
2019年8月26日 16:45

[映画.com ニュース] ウォルト・ディズニーとソニー・ピクチャーズの対立が原因で、今後の「スパイダーマン」作品からマーベル・スタジオが離脱することについて、同社のケビン・ファイギ社長がコメントを発表した。米エンターテイメント・ウィークリーが報じている。
「スパイダーマン ホームカミング」と「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」はソニー・ピクチャーズ作品ながら、ディズニー傘下のマーベル・スタジオが製作に参加。「アイアンマン」から「アベンジャーズ エンドゲーム」に至るまで、すべてのマーベル作品でプロデューサーを務めたファイギ社長が、トム・ホランド版「スパイダーマン」で主導的な役割を果たしていた。さらに、マーベル・スタジオが製作する「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」にスパイダーマンが初登場。その後、「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」「アベンジャーズ エンドゲーム」にもスパイダーマンが登場し、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のなかで重要な役割を果たしていた。
「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」がソニー史上最高のヒット作となったいま、「スパイダーマン」の映像化権を握るソニーと条件アップを狙うディズニーは更改交渉を行っていたが決裂。今後の「スパイダーマン」はソニーがマーベル・スタジオ抜きで製作し、MCUにはスパイダーマンが登場しないことが決定的になった。
ファイギ社長はこの事態に関して、米カリフォルニア・アナハイムで行われたディズニーのファンイベント「D23 EXPO」で、「スパイダーマンに関しては感謝と喜びの感情しかない。MCUのなかで5つもの映画を作ることができた。2作の単独映画と、『アベンジャーズ』関連3作品だ。こんなことが起きるとは夢にも思っていたし、永遠に続くものではないと分かっていた。こんなことが出来る時間は限られていると分かっていたから、私たちは伝えたい物語を伝えたつもりだ。こんな経験をさせてもらえたことを、一生忘れないだろう」と語っている。
なお、主演のホランドは、マーベル・スタジオが離脱しても、スパイダーマン役を続投する意志を表明している。

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