高橋伴明×柄本佑が描く“死に方の提案” 在宅医療を題材にした「痛くない死に方」20年夏公開
2019年8月17日 07:00

[映画.com ニュース] 在宅医療のスペシャリスト・長尾和宏氏のベストセラーを、数々の問題作を発表し続ける巨匠高橋伴明(「赤い玉、」「禅 ZEN」)のメガホンで映画化した「痛くない死に方」が、2020年夏に公開されることが決定。8月8日にクランクインし、主演を「アルキメデスの大戦」「火口のふたり」の柄本佑が務めている。
尼崎市で在宅医として活躍している長尾氏の「痛くない死に方」「痛い在宅医」を原作とした本作は、「病院か、在宅か」という問いを前にした患者と家族、そして医者を巡る物語。高橋監督は「65歳を過ぎた頃から『死』というものを意識し始めました。自分はどのように死にたいのか……。そんな時『在宅医療』という言葉に出会い、心にヒットしました。この映画は私の『死に方の提案』です」と説明。「ローバジェットながら理想のスタッフ、キャストが集結してくれました。重いテーマですが、楽しく見て、深く考えていただければ幸いです。この作品が遺作だと思って頑張ります」とコメントを寄せている。
在宅医師の河田仁(柄本)の新たな患者は、末期の肺がん患者・井上敏夫。娘の智美の意向で、痛みを伴いながらも延命治療を続ける入院ではなく“痛くない在宅医”を選択したとのこと。しかし結局、敏夫は苦しみ続けてそのまま死んでしまう。「“痛くない在宅医”を選んだはずなのに、結局“痛い在宅医”だった。それならあのまま病院にいさせた方が良かったのか、病院から自宅に連れ戻した自分が殺したことになるのか」という自分自身を責める智美の言葉が、河田に突き刺さる。やがて、在宅医の先輩・長野浩平に相談した河田は、ある現実を突きつけられる。
「痛くない死に方」は、20年2月末日まで協賛金を募集中。1口1万円から何口でも協賛でき、口数によって特典の内容が変更される。詳細は、公式サイト(http://itakunaishinikata.com/)で確認することができる。20年夏公開。
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