“インドの国宝”アーミル・カーンが演じる、スタッフにも不評なダサキャラ映像公開
2019年8月13日 18:00

[映画.com ニュース]「きっと、うまくいく」「PK」「ダンガル きっと、つよくなる」などで知られるインド映画界のスター、アーミル・カーンが製作を務め、出演も兼ねた「シークレット・スーパースター」。夢を追う少女のサクセスストーリーで、カーンはうさん臭い落ち目の音楽プロデューサーを演じる。スタッフ達からの散々な評価も収めた“ダサキャラ”ぶりを切り取った本編映像を映画.comが入手した。
インド最大の音楽賞のステージで歌うことを夢見る14歳の少女インシアだったが、厳格な父親から大反対され、歌うことを禁じられてしまう。それでも歌をあきらめられないインシアは、顔を隠して歌った動画をこっそりと動画サイトにアップ。ネットを通じて彼女の歌声は大人気を博す。やがてインシアは、落ち目の音楽プロデューサー、シャクティ・クマールと出会う。
インシア役のザイラー・ワシームの「変なクツ、変なジーンズ」と語る苦々しい表情から始まり、カーン演じるシャクティのキャラクター設定に、スタッフ達から「自分のことをカッコよくてイケてると思ってるけど…全然違うの」「すごく失礼な人で、誰にも敬意を払わないで話している」など散々な評価が向けられる。
アーミル本人も「彼は非常に傲慢で、他人の言うことに耳を貸さず、自分の声だけに興味がある人物だ。周囲の人間は彼とまともに付き合えない。考えうる人間の悪い部分が全部シャクティ・クマールにはある」と説明。スタッフ達にチャラいヒゲの剃り方を嬉々として試したり、メッシュ入りのとさか頭、ピチピチなTシャツ姿やド派手なアクセサリーなど、徹底した役作りが伺える。
また、アーミルは、「その人物の考え方や、品格、性格がつかめれば、あらゆることが自然にできる」と冷静にキャラクターを分析し、自分とは真逆の役柄ゆえ「これまでで最も難しい役」だったというこの人物と向き合った。長年アーミルのマネージャーを務めたチャンダン監督は「プライベートではとてもシンプルで着飾らない男なんだ。ここで小さめのTシャツを着るのは彼も楽しんでたと思うよ」とコメントしている。
この映像でのシャクティはうさん臭さ全開だが、本編では、インシアの背景に複雑な家庭環境があることを知ると、有能な弁護士を紹介したり、遠くに住むインシアのために飛行機のチケットを何度も手配したりと、インシアがへのサポートを惜しまない優しさも見せる、複雑なキャラクターをカーンが見事に作り上げている。
「シークレット・スーパースター」は8月9日から、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開。
(C)AAMIR KHAN PRODUCTIONS PRIVATE LIMITED 2017
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