“自堕落なモテ男”太宰治を演じた小栗旬、「嫌いにならないで」と懇願
2019年7月25日 20:08

[映画.com ニュース] 俳優の小栗旬が7月25日、都内で行われた主演作「人間失格 太宰治と3人の女たち」の完成披露試写会に出席。乱れた女性関係のみならず、自殺未遂を繰り返すという自堕落な生活を送る文豪・太宰治を演じ、「半分楽しく、半分しんどい(笑)。いろんな人を裏切っていくので、精神的にはつらかったです。どうか、嫌いにならないでください」とファンに懇願した。
完成披露試写会には小栗をはじめ、共演する沢尻エリカ、二階堂ふみ、成田凌、蜷川実花監督が出席した。太宰が死の直前に書き上げた小説「人間失格」の誕生秘話を、太宰を取り巻く女性3人の目線から描いた、実話に基づくオリジナルストーリー。沢尻が作家志望の愛人・静子、二階堂が最後の女・富栄を演じるほか、宮沢りえが太宰に裏切られながらも「人間失格」執筆を後押しする身重の正妻・美知子にふんする。
小栗が「沢尻さんとは、とてもすてきなラブストーリーを演じられたし、ふみちゃんとはドロドロで(笑)。それぞれの女性と、楽しい時間が過ごせました」と振り返ると、沢尻は「自分の感情と欲望に貪欲。そして恋に猛烈に生きた女性で、『これでいいのかしら』と思うほど、終始演じるのが楽しかった」と晴れやかな表情。一方、二階堂は「わたしはジメジメしていたかな(笑)」と対照的な反応を示していた。
また、成田は太宰を崇拝し「人間失格」の執筆を依頼する若手編集者の佐倉を演じ、「太宰を大尊敬し、大軽蔑している存在」と役どころを説明。小栗は「こういう作家と編集者の関係性は、日本独自のものかもしれない」と話していた。
「撮っている間、『すごいものが撮れる』という手応えしかなくて、実際にそうなった。『なんで、こんなの撮れちゃったんだろう』と思うが、やはりここにいる皆さんの力が大きい」と自信を示すのは蜷川監督。9月に開催される第76回ベネチア国際映画祭の「ジャパンフォーカス」部門にて正式上映されることが決定し、「国や文化を超えて、見ていただける作品。たくさんの方に見ていただけるのがうれしい」と期待を寄せた。
「人間失格 太宰治と3人の女たち」は、9月13日から全国で公開。
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