新海誠監督作「天気の子」がついに世界へ! トロント国際映画祭に出品決定
2019年7月24日 17:00
7月19日に全国359館448スクリーンで封切られた本作は、天候の調和が狂っていく時代に、離島から東京にやって来た家出少年の帆高(醍醐虎汰朗)と、「祈るだけで空を晴れにできる」不思議な力を持つ少女・陽菜(森七菜)が運命に翻ろうされながら、自らの生き方を選択する姿を描く。「君の名は。」に続きロックバンド「RADWIMPS」が参加しており、「愛にできることはまだあるかい」をはじめとした主題歌5曲、劇伴26曲を提供している。
週末3日間で観客動員115万9020人、興行収入16億4380万9400円を記録。この数字は、動員1928万人、興収250.3億円の「君の名は。」対比で128.6%と上回り、「週末興行ランキング」「ぴあ映画初日満足度調査」では、ともに1位を獲得。満足度は93.2%となり、夏休み興行の主役に躍り出ている。
1976年より開催されているトロント国際映画祭は、例年300本以上の作品を上映。ベルリン国際映画祭、カンヌ国際映画祭に次ぐ規模“来場者数32万人”を集める北米最大の映画祭だ。また、最高賞にあたる観客賞を受賞した作品が、アカデミー賞の有力候補となることから高い関心が寄せられている、日本の作品では、03年に北野武監督作「座頭市」が同賞に輝いた。
昨年「万引き家族」が出品されたスペシャル・プレゼンテーション部門は、この観客賞の選考対象だ。そもそもトロント国際映画祭にアニメーション作品が選出されることは珍しく、邦画としては13年の「風立ちぬ」(宮崎駿監督)以来のエントリーとなっている。
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