是枝裕和監督、全編仏撮影に挑んだ新作タイトルは「真実」! 10月11日から全国公開
2019年7月17日 08:00
[映画.com ニュース] 是枝裕和監督が初めて国際共同製作に挑んだ映画「La Verite(原題)」のタイトルが「真実」に決定し、ギャガの配給で10月11日から全国公開されることが決定。あわせて、撮影現場の様子をとらえたメイキング写真もお披露目された。
「万引き家族」では、第71回カンヌ国際映画祭パルムドールを獲得し、第91回アカデミー賞外国語映画賞へのノミネートを果たした是枝監督。構想8年をかけた長編15本目(ドキュメンタリー「大丈夫であるように Cocco 終らない旅」を含む)となる今作は、母と娘の間に隠された、ある“真実”を巡る物語。フランスの至宝カトリーヌ・ドヌーブが主演を務めるほか、ジュリエット・ビノシュ(「ポンヌフの恋人」)、イーサン・ホーク(「6才のボクが、大人になるまで。」)、リュディビーヌ・サニエ(「スイミング・プール」)が共演し、全編フランスで撮影が行われた。
国民的大女優ファビエンヌ(ドヌーブ)が、自伝本「真実」を出版。アメリカで脚本家として活躍する娘のリュミール(ビノシュ)、テレビ俳優の娘婿ハンク(ホーク)、ふたりの娘であるシャルロットに加え、ファビエンヌの現在のパートナーと元夫、そして長年の秘書がお祝いと称して集結した。集まった人々の気がかりはただひとつ――“一体彼女はなにをつづったのか?”ということ。やがて自伝本「真実」は、母と娘の間に隠された愛憎渦巻く“真実”も露わにしていく。
「真実」は、10月11日から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。