タイカ・ワイティティ監督、「フラッシュ・ゴードン」を長編アニメとしてリブート
2019年7月5日 11:00
[映画.com ニュース] ウォルト・ディズニー傘下となった20世紀フォックスが準備を進める「フラッシュ・ゴードン」のリブート企画を、「マイティ・ソー バトルロイヤル」のタイカ・ワイティティ監督が手がけることになったと、米Deadlineが報じている。
同作は、冒険家フラッシュ・ゴードンの活躍を描くスペースオペラ。1934年に新聞の連載漫画としてスタートし、その後、ラジオドラマやテレビドラマ、映画などに展開。80年にサム・ジョーンズ主演で映画化されたバージョンが有名で、興行・批評とも散々な結果に終わったものの、クイーンが音楽を担当したことも含め、カルト的人気を誇ることで知られている。
フォックスは以前からリブート版「フラッシュ・ゴードン」の企画開発を進めており、「キングスマン」のマシュー・ボーン監督、「オーヴァーロード」のジュリアス・エイバリー監督らが挑戦したものの、実現には至っていない。そしてこのほど、同企画の指揮を執ることになったワイティティ監督は、「フラッシュ・ゴードン」を長編アニメ映画としてリブートするつもりだという。
ワイティティ監督は、ペットだったチンパンジーの視点で故マイケル・ジャクソンさんの生涯を描く野心作「バブルス(原題)」を降板したばかり。この「バブルス」を長編アニメーションとして映画化する予定だったが、題材を「フラッシュ・ゴードン」に変えることにしたようだ。
なお、現在は第2次世界大戦を舞台にしたコメディ映画「Jojo Rabbit(原題)」の仕上げの真っただなか。その後は、ハリウッド実写版「AKIRA」に取りかかるものとみられている。「AKIRA」は2021年5月21日の全米公開を予定している。