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“南米のディカプリオ”が美しき連続殺人犯に! P・アルモドバルのプロデュース作で来日決定

2019年6月7日 19:00

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あどけなさの中にも色気や妖しさを 感じさせる新星ロレンソ・フェロ
あどけなさの中にも色気や妖しさを 感じさせる新星ロレンソ・フェロ
(C)2018 CAPITAL INTELECTUAL S.A / UNDERGROUND PRODUCCIONES / EL DESEO

[映画.com ニュース] “南米のディカプリオ”と評される新星ロレンソ・フェロがアルゼンチンの美しき連続殺人犯を演じた映画「ジ・エンジェル(英題)」が、「永遠に僕のもの」の邦題で8月16日に公開されることがわかった。「私が、生きる肌」「ジュリエッタ」で知られるスペインの巨匠ペドロ・アルモドバルがプロデュースを務めた。

アルゼンチン犯罪史の中で最も有名な連続殺人犯の少年カルリートス(フェロ)のはかない青春を描く物語。カルリートスのモデルとなったのは、17歳から相棒と手を組み、自分が望む全てのものを手に入れるために窃盗を重ね、わずか数年で12人以上を殺害した実在の人物カルロス・エディアルド・ロブレド・プッチだ。凶悪な犯罪行為だけではなく、「ブラック・エンジェル」「死の天使」と評されたほどの美貌でも世間の注目を集めた。

第71回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に正式出品され、第91回アカデミー賞外国語映画賞のアルゼンチン代表作品に選出された本作。海外のメディアからは、「アルモドバルの官能的なセンスに溢れていて最高」(ナショナル・パブリック・ラジオ)、「匂い立つようなフェロモンに溢れた、強烈にクールな映画」(批評サイト「Cinemalogue」)など絶賛評が寄せられた。

あわせてお披露目されたポスターには、煙草をくわえ浴槽に横たわるカルリートスの物憂げな表情を活写。あどけなさの中にも色気や妖しさを感じさせる一方で、そばに置かれた拳銃や「堕ちる」という言葉から、破滅へと向かう危うさを漂わせている。「1971年、天使の顔をした殺人犯に世界は発情した。」という言葉の通り、出会う人々の心を魅了し、時に狂わせる、カルリートスの不思議な魅力が凝縮されたビジュアルが完成した。

さらに、本作で銀幕デビューを果たしたフェロが来日し、6月下旬のジャパンプレミアに参加することが決定。「永遠に僕のもの」は、8月16日から東京の渋谷シネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。

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