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2020年大河「麒麟がくる」撮入、光秀・長谷川博己「期待以上のものお見せできる」

2019年6月4日 15:54

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手応えのほどをうかがわせた長谷川博己(中央)
手応えのほどをうかがわせた長谷川博己(中央)

[映画.com ニュース] 2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」のクランクイン会見が6月4日、都内のスタジオで行われ、主演の長谷川博己をはじめ門脇麦西村まさ彦沢尻エリカ堺正章本木雅弘が出席した。

今月3日に撮入した主人公・明智光秀役の長谷川は、「すごいセットで、大河はスケール感が違う。ものすごく心が躍動しています」と笑顔。声をはずませた。ファーストシーンは、主君の斎藤道三を演じる本木とその娘・帰蝶役の沢尻と戦況を話し合う場面で、「いい緊張感の中で、自然と役に入っていった感覚があった」と早くも手応え十分の様子だ。

大河ドラマで初めて4Kでのフル撮影のため、制作統括の落合将チーフ・プロデューサーによれば衣装を風水などを意識した鮮やかな色合いになっているという。烏帽子に水色の正装姿の長谷川は、「風のような感じですよね」と照れながらも満足そう。そして、「王道でありながら、新しい大河になる。期待以上のものがお見せできると思います」と自信のほどを語った。

光秀と京で出会う医師の助手を演じる門脇は、今月中旬から参加の予定で「すごく楽しみでワクワクしています。しっかり準備して臨みたい」と意欲。大河初出演の沢尻も、「ついに始まったという感じで、自分の中の感情が高まっています」と声をはずませた。

本木は、「あぐらがつらい、ヒゲがかゆい、空調が止められないの三重苦をどう乗り越えるのかが目下の課題です」と自ちょう気味。この日がインの医師・望月東案を演じる堺は、「衣装に小粋な派手さがあるのと、巻き物がいい感じ。戦国時代の中尾彬のつもりで存在感を発揮したい」と話し、笑わせた。

光秀の叔父・光安に扮する西村は、「皆でいいものを作ろうという思いがひとつになれば、とてつもなく素晴らしい作品ができる」と豪語。2016年「真田丸」では、「黙れ、こわっぱ」のセリフが注目されたが、「そういうセリフが用意されていればうれしいな。皆さんの力で、あいつにほえさせておけばいいというリクエストをお願いします」と頭を下げていた。

「麒麟がくる」は、戦国初期の群雄割拠の時代に、光秀ら武将たちが天下獲りを懸けて戦う群像劇。2020年1月から放送が開始される。

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