中村倫也×木下晴香 「アラジン」声優で切り開く“新しい世界”
2019年6月3日 14:00

[映画.com ニュース] ディズニーの名作アニメーションを実写映画化した「アラジン」の日本語吹き替え版で、俳優の中村倫也が主人公アラジン役、ミュージカル女優の木下晴香が王女ジャスミン役を演じている。セリフだけでなく歌も日本語で演じる“プレミアム吹き替え版”。数多くの実力派が参加したオーディションを経て、優れた演技力と歌唱力が起用のポイントとなった。
ブレイクの波に乗り、次々と出演作の公開が控える中村にとって、声優は初めての経験。「本当にたくさんの“発見”があった仕事。今回得た経験値を生かして、表現者として、もっともっと声優をやっていきたいなと思っています」と手応えは十分だ。アラジンの魅力は「二面性」だといい、「ピュアな面もあれば、ずる賢さや(ジャスミンへの)かわいらしい下心があったり(笑)。頼りがいがあるけど、性格はナイーブだし……。そういうふり幅があるから、演じがいもありました。何より、何事にも一生懸命。ただ、カッコいいだけだと、薄っぺらいキャラクターになってしまう」と語る。
一方、ジャスミンの好奇心と気品を伸びやかな声で表現した木下は「数あるディズニーの作品の中でも『アラジン』は大好きな作品のひとつ。いまだに信じられていない」と初の吹き替え挑戦に感無量の面持ち。劇中では、アラン・メンケンによるおなじみの名曲に加えて、ジャスミンが自立へのあふれる思いを吐露する新曲「スピーチレス 心の声」を披露しており、「最初は高音を意識したミックスボイスを練習していたんですが、実際に楽曲を聞くと、エネルギーに圧倒されてしまって。これは負けちゃうと思い、あえて地声に変更した」と舞台裏を教えてくれた。
「木下さんの声は、芯が通っていて、僕がアラジンを演じる上でのコンパスの中心みたいな存在だった」(中村)、「温かみがあり、心をくすぐってくれる中村さんの声に、自然とイメージを膨らませることができた」(木下)と相性も抜群。ふたりが歌いあげる名曲「ホール・ニュー・ワールド」がアラジンとジャスミンの“新しい世界”を切り開いたように、今回の声優挑戦は中村と木下にとって、俳優としての新境地を踏み出すターニングポイントとなったはずだ。
貧しくも、清らかな心を持った若者アラジンと、自立心と好奇心を併せ持つ王女ジャスミンの身分違いのロマンス、3つの願いを叶える魔法のランプをめぐる冒険を描いたアニメーション「アラジン(1992)」を、ガイ・リッチー監督(「シャーロック・ホームズ」「キング・アーサー」)が実写映画化。プレミアム吹き替え版には、人気声優の山寺宏一がアニメーション版に引き続き、ジーニー役を続投。また、王国乗っ取りをたくらむ邪悪な大臣・ジャファーを俳優の北村一輝が演じている。6月7日から全国で公開される。
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