フレンチホラーの鬼才を直撃!日本の評論家によるドキュメンタリーが公開決定
2019年5月30日 18:00

[映画.com ニュース] 映画評論家の小林真里氏がフレンチホラーのニューウェーブを検証したドキュメンタリー映画「BEYOND BLOOD」が、8月に東京・愛知・大阪で開催される「夏のホラー秘宝まつり2019」のラインナップ第3弾として発表された。
本作では、東京とニューヨークを拠点に活動し、これまでに200人以上の国際的な映画監督や俳優たちにインタビューした経験を持つ小林氏が、「屋敷女」のジュリアン・モーリー、アレクサンドル・バスティロ両監督、「フロンティア」のザビエ・ジャン監督、「マーターズ」のパスカル・ロジェ監督ら、フレンチホラーの鬼才を直撃取材。2000年代から過激なバイオレンスでホラー映画のジャンルに新境地を切り開いた「ニュー・ウェイヴ・オブ・フレンチホラー」の意味と隠された秘密、その真実を当事者や識者の言葉から検証した。「ハイ・テンション」のアレクサンドル・アジャ監督、「屋敷女」の主演女優ベアトリス・ダルほか、総勢22人が出演する。

「BEYOND BLOOD」は、第51回シッチェス・カタロニア国際映画祭をはじめ、第11回レイザー・リール映画祭、第26回ジェラルメ国際ファンタスティック映画祭など、世界各地のファンタスティックス映画祭に正式招待され、アメリカの9・11同時多発テロという未曾有の大事件や、封建的なフランス映画界への疑問、フランスのフェミニズム文化など社会問題にも切り込み、多様性に富んだ内容が、世界のホラ―ファンの間で話題を呼んだ。
「ホラー秘宝まつり」は、2014年にスタートした、観客参加型のホラー映画祭。6回目を迎える今年は、「VAMP」(小中和哉監督)、「怪談新耳袋Gメン 孤島編」(谷口恒平監督)の上映がすでに発表されている。8月23日~9月5日に東京・キネカ大森で、8月24日から愛知・シネマスコーレ、大阪・シアターセブンで開催される。
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