成田凌×千葉雄大×瀬戸康史×高良健吾×藤原竜也! 小栗旬「人間失格」に参戦
2019年5月23日 12:00

[映画.com ニュース] 俳優の小栗旬が主演し、蜷川実花監督がメガホンをとる映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」に成田凌、千葉雄大、瀬戸康史、高良健吾、藤原竜也という豪華俳優陣が出演していることがわかった。
「斜陽」「走れメロス」など日本文学史上に残る傑作を創出した文豪・太宰治を題材にした本作。宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみという実力派女優が太宰を取り巻く3人の女性を体現し、スキャンダルに満ちた太宰の生き様を紐解いていく。スター作家としての階段を駆け上がる一方で、私生活では身重の正妻と2人の愛人との関係を並行して続け、自殺未遂を繰り返すという堕落した日々を送る太宰。やがて、裏切られながらも太宰の才能を信じる正妻の叱咤激励を受け、後に累計発行部数1200万部以上を売り上げる「人間失格」の執筆へと駆り立てられていく。
成田が演じるのは、太宰を崇拝し「人間失格」の執筆を依頼する老舗出版社の編集者・佐倉潤一。「太宰の嫌な部分をたくさん見ていて、様々な問題に巻き込まれるのですが、何よりもまず学生時代からの太宰の大ファンで敬意が前提にあるということを大切に演じました」と明かす。千葉は、太宰の弟子で愛人でもある太田静子(沢尻)の弟・太田薫役に。「薫はある意味堅物だと思いますが、常に姉のことを思っている。それを根底にもって演じました」と撮影を振り返っている。
映画だけでなく舞台でも好演を続ける瀬戸は、太宰が心を許す親友で、脚本家として活躍した伊馬春部役を担う。自身と同じ九州出身である役どころのため、劇中で流ちょうな九州弁を披露しているが「2人は本当に仲が良かったそうなので、距離感の近さを表現したかったのですが、初共演の小栗さんに非常に優しく接して頂いて、楽しく演じることができました」と小栗に謝意。日本を代表する作家で、無名時代には太宰を真っ向から批判したという実話が残る三島由紀夫に扮した高良は、「三島由紀夫さんの本には個人的にも影響を受けているので、プレッシャーはもちろんありましたが、演じられて光栄でした」とコメントを寄せた。
「Diner ダイナー」でも蜷川監督とタッグを組む藤原は、「堕落論」で知られる無頼派の作家・坂口安吾役を務める。酒と薬を手放さない破天荒で強烈な人物で、太宰を堕落へと誘う悪魔的な魅力を備えている。「実際に太宰と安吾が通っていたバー“ルパン”での撮影はまるでタイムスリップしたようにすごく素敵な空間で、大変貴重な経験をさせて頂きました」と述懐している。
「人間失格 太宰治と3人の女たち」は、9月13日から全国で公開。
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