あのヒーローの映画化は想定していなかった!マーベル映画のトップが今だから明かせる秘話
2019年4月26日 19:00

[映画.com ニュース] 世界中の映画ファンが固唾を飲んで“決着”を見守る「アベンジャーズ エンドゲーム」が、公開を迎えた。最強の敵サノスによって「人類の半分が消滅」という大敗北を喫したアベンジャーズはいかにして、逆襲を仕かけるのか。本作のプロモーションのため、訪韓したプロデューサーで、マーベル・スタジオのトップを務めるケビン・ファイギ、製作総指揮のトリン・トランが映画.comの取材に応じた。
これまでも「アベンジャーズ エンドゲーム」は、「22本目のマーベル・スタジオ作品であり、その集大成だ」と明言してきたファイギ。この10年間、映画界に一大旋風を巻き起こし続けた人気シリーズだけに、正直さみしさは拭えないが「すばらしい物語だからこそ、結末が必要なんだ」と彼らの活躍が“終わる”理由を語る。そして「終わりがあるからこそ、新たな幕開けに向かうことができるのです」とも。
「現時点で、今後5~6年後に関して企画を考えている段階ですが、これまでの経験上、未来のことは誰にもわからない。例えば(インフィニティ・サーガの時系列である)フェイズ3を発表したタイミングでは『アントマン&ワスプ』のことは考えていなかったし、ソニーから『スパイダーマン』の権利も手にしていなかった。つまり、自分たちでも驚くようなサプライズが起こるんだよ。これからも、同じことの繰り返しやリブートではない、新たな視点と手法で物語を描き続けていきたいと思っている。キャプテン・マーベルやブラックパンサーといったキャラクターたちの成功にも胸躍らせているよ」(ファイギ)

ロバート・ダウニー・Jr.主演の「アイアンマン」に始まり、昨年公開された前作「アベンジャーズ エンドゲーム」まで、マーベル・スタジオが“負け知らず”の理由について、トランは「ケビンがいたから」と即答。「彼がすばらしいリーダーだからこそ、優れた才能が集まり、それぞれのポテンシャルを発揮できた。わずか10年で、これだけの作品が生み出されたことは、とても幸運だと思うわ」と語る。
この発言に、ファイギは「勝利の方程式なんて存在しない。けれど、何がクールなのか、何が楽しいのか、何がユニークなのか……。アイデアを極限まで磨き上げることが、勝利につながっているのは確かだ。その気持ちは『アイアンマン』の頃から変わっていない」と付け加える。そして「成功を支えてくれたのは、何よりもファンの存在だ。作品に対する彼らの“信任投票”が、私たちフィルムメーカーにインスピレーションを与え、向かうべき方向に導いてくれたんだ」とファンへの深い感謝を示した。

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