遠藤新菜&SUMIREが日本→シンガポールへ! 宮崎大祐監督作「TOURISM」7月公開
2019年4月17日 15:00

[映画.com ニュース]「夜が終わる場所」「大和(カリフォルニア)」を手がけた宮崎大祐監督の最新作「TOURISM」が、7月から公開されることが決定。あわせて、キャストの遠藤新菜とSUMIREの姿を活写したポスタービジュアルもお披露目された。
安価な航空チケットの流通、スマートフォンの発達により、近年海外旅行は一層身近なものになっている。国内外問わず様々な場所で映画製作を続けてきた宮崎監督が目を向けたのは、人気の観光スポットであると同時に、多民族都市国家として複雑な歴史を歩んできたシンガポール。「TOURISM」は、2017年に宮崎監督自身の体験を基に製作され、この数年間で失われてしまったシンガポールの幻の風景を収めている。また、本作はスマートフォンやタブレットといった様々なデジタル・デバイスを駆使して撮影を敢行。編集後は、ペドロ・コスタ監督作品でカラリストを務めるゴンサロ・フェレイラによって彩色が成された。
物語は、今を生きる少女たちが観光客として身軽に家を飛び出し、期せずしてシンガポール本来の姿に出会うまでを描く。フリーターのニーナ(遠藤)は、神奈川県大和市でスー(SUMIRE)、ケンジ(柳喬之)とシェアハウスをしている。ある日、世界中どこにでも行けるペア旅行券の抽選に当たったニーナは、くじ引きで決めた行き先“シンガポール”をスーとともに訪れる。初の海外旅行だったが、日本とあまり代わり映えしない街並みに少し失望する2人。そんななか、チャイナタウンで携帯電話を失くしたニーナは、スーとはぐれてしまう。
遠藤とSUMIREは「こんなロードムービー初体験です。この世界観に吸い込まれて思わずニヤニヤしてしまう。いつの間にか登場人物達の虜になっていく。美しくも独特なシンガポールの街を一緒に彷徨う感覚になれるはず」(遠藤)、「『うちらならどこまでもいける』という気持ちをメインに、言葉がわからなくても旅に行ってみたり、旅の面白さを体で体験し、言葉が無くても音楽や目で見るもので刺激を伝えることが出来た作品になったと思います」とアピール。一方、柳は「今までにない撮影方法で進められた今回の『TOURISM』。様々な境遇の人間の旅を通して湧き出る感情を、宮崎監督が程よい温度感でパッケージにしてくださいました」とコメントを寄せている。
「TOURISM」は、7月から東京・渋谷ユーロスペースほか全国順次公開。
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