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アジア初「PIXARのひみつ展」六本木で開幕! アニメーション制作体験も

2019年4月13日 11:00

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「モンスターズ・インク」のマイク&サリー
「モンスターズ・インク」のマイク&サリー

[映画.com ニュース]アメリカ、カナダで150万人以上の観客を動員した「PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」が、東京・六本木ヒルズ展望台の東京シティビューで4月13日に開幕する。同展示会の開催はアジア初。12日に行われた内覧会とガイドツアーに映画.com編集部が参加した。

本展示には、「トイ・ストーリー」「モンスターズ・インク」「ファインディング・ニモ」などピクサーが誇る人気作品が集結。実際のアニメーション制作のカギとなる8つの工程を、体験しながら楽しく学べる。会場にはバズ・ライトイヤー(「トイ・ストーリー」)やマイク&サリー(「モンスターズ・インク」)の立像が並び、コンセプトアートが各コーナーにちりばめられている。ボストンサイエンスミュージアムの企画展運営マネージャー、ピーター・ガーランド氏は、「子どもも大人もインスピレーションが大事。ここに来たら子どもの心に戻って楽しんで」とメッセージをおくった。

アニメーション制作のスタート地点となるのは、キャラクターの造形を組み立てていくモデリングから。原案となった「インサイド・ヘッド」のヨロコビやイカリの彫刻が展示されている。次に、完成した3Dモデルに仮想の関節や筋肉をつけてパーツの動作を決めていくリギング、光沢や質感を出すため表面の見え方を調整するサーフェイスによる効果が施される。リギングでは、ジェシー(「トイ・ストーリー」)の眉、まぶた、瞳の角度をボタンで操作することで、映画では見ることができないような多彩な表情を作ることができ、サーフェイスでは様々な背景色やロゴを組み合わせ、ラモーン(「カーズ」)のガレージでボンネットをデザインすることができる。

来場者をバズ・ライトイヤーがお出迎え
来場者をバズ・ライトイヤーがお出迎え

続いて、キャラクターの背景をリアリティのある世界にするため、セットデザイナーが仮想世界を構築し、カメラアーティストが撮影方法を決定するセット&カメラという過程も。タッチスクリーンを使い、「モンスターズ・インク」のマイクの部屋にあるアイテムを移動させながら、セットデザインの手順を体験することができる。そしてキャラクターに演技をつけ、生命が吹き込まれていくアニメーション、髪や衣服の動きなどをコンピューター・プログラムで自動化するシミュレーションでキャラクターのリアリティが研ぎ澄まされていく。設置されたランプを動かしながら写真をとると、コマ撮りのオリジナルアニメーションが完成。スマートフォンで撮影し、SNSで動画をシェアすることも可能だ。

最後にライティング(照明効果)や、レンダリング(データを最終的な2Dイメージへと変換する過程)が行われ、アニメーションは完成へと向かう。海を泳ぐドリー(「ファインディング・ドリー」)や、カールじいさん(「カールじいさんの空飛ぶ家」)の部屋をモデルに、背景にあるカラー照明を変化させ、ライティングを学ぶことができる。

スペシャルショップには、限定のオリジナルグッズが数多く取り揃えられている。人気キャラクターがあしらわれたマグカップ、フェイスタオルや、インテリアにもなるアクリルスタンドなど、キュートなアイテムが盛りだくさん。2000円以上の購入で、先着2万5000人にオリジナル下敷きのプレゼントも。「PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」は、4月13日から9月16日まで期間限定で開催される。チケット情報などの詳細は、公式サイト(https://www.tokyocityview.com/pixar-himitsu-ten/)で確認できる。

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