「バースデー・ワンダーランド」本編映像 「クレしん」声優コンビが極悪非道な悪役に!
2019年4月4日 12:00

[映画.com ニュース] “大人が泣けるアニメーションの巨匠”と呼ばれる原恵一監督の最新作「バースデー・ワンダーランド」の本編映像が公開された。「クレヨンしんちゃん」の初代・野原ひろしとしんのすけの声を務めた声優の藤原啓治と矢島晶子が、本作では極悪非道な悪役コンビを体現しており、“クレしん”で見せるコミカルな演技とのギャップが衝撃的な映像となっている。
女優の松岡茉優が主人公の声を担当し、柏葉幸子氏のベストセラー「地下室からのふしぎな旅」(講談社青い鳥文庫)を映像化した。物語の舞台は、骨董屋の地下室の扉から繋がる“幸せな色に満ちた不思議な世界”。自分に自信がない少女アカネが、謎めいた大錬金術師ヒポクラテスとその弟子ピポによって、不思議な動物や人が住むカラフルなワンダーランドに誘われ、色が消えてしまうという事態に陥ったワンダーランドを守る救世主として、人生を変える決断を迫られる。

映像には、アカネが滞在している宿に現れ、食料を奪おうとするザン・グとドロポの姿を活写。食料が減り、水不足に悩まされているワンダーランドで、ザン・グは「食い物を出せ」と店主を脅し、ドロポは「ザン・グ様を知らねえのか? お前、遅れてるもんねー」と挑発する。無理矢理食料を奪った後も怒りがおさまらないザン・グは「水は?」と店主をにらみ、テーブルを破壊。「いただきだもんねー!」と宿を立ち去ろうとする2人だが、アカネの存在に目を留めるという緊張感が高まるシーンだ。

原監督とは約27年という長い付き合いの藤原と矢島。「クレヨンしんちゃん」シリーズをはじめ、「河童のクゥと夏休み」「カラフル」「百日紅 Miss HOKUSAI」など原作品には欠かせない存在だ。原監督は「敵役のザン・グとドロポの悪役コンビは、藤原さんと矢島さんにぴったりだと思ったので演じてもらうことにしました。過去の作品にも出演してもらっていて、とても信頼している声優さんです。藤原さんにはワンダーランドの誰もが恐れているザン・グの怖さを表現してもらい、矢島さんは悪役だけどどこか憎めないドロポを演じてもらいました。ひろしとしんのすけとは真逆の悪役キャラを楽しみにしてほしいです」と、常連コンビへの絶対的な信頼をにじませた。
「バースデー・ワンダーランド」には、ほか市村正親、杏、麻生久美子らが声の出演を果たしている。4月26日から全国で公開。
(C)柏葉幸子・講談社/2019「バースデー・ワンダーランド」製作委員会
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