ロープ&安全装置なしで一枚岩を登れ! オスカー受賞ドキュメンタリー、今秋公開
2019年4月3日 18:00

[映画.com ニュース] 第91回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門で栄冠を勝ち取った「フリーソロ(仮題)」が、今秋に日本公開されることが決定した。
本作を製作したのは、ナショナルジオグラフィックドキュメンタリーフィルムズ。2015年のサンダンス映画祭で観客賞を受賞した「MERU メルー」のジミー・チン&エリザベス・C・バサヒリィのコンビがメガホンをとっている。被写体となるのは、ロープや安全装置を使わずに素手で登る“フリーソロ”の第一人者アレックス・オノルド。カリフォルニア・ヨセミテ国立公園にある一枚岩エル・キャピタン(高さ:970メートル)に、オノルドがチャレンジする様子を映し出している。
オープニング成績は30万804ドル、公開週末の1館あたりの平均興収は、18年の劇場公開作品のなかでも最高記録をマーク。ドキュメンタリー作品としては「不都合な真実」を破り、全米歴代最高の新記録樹立となった。その後も、批評家や一般ユーザーの猛烈な支持を集め続け、公開19週目にして興収は1600万ドルを突破した。

アカデミー賞での戴冠をはじめ、第43回トロント国際映画祭観客賞(ドキュメンタリー部門)、第72回英国アカデミー賞(ドキュメンタリー部門)に輝き、全世界で45賞にノミネート、19賞受賞という快挙を果たした。また映画批評サイト「ロッテントマト」で99%(3月22日時点)というハイスコアを獲得し、世界各地でスマッシュヒット。イギリスでは歴代15位(興収約200万ドル)、オーストラリアでは歴代トップ10(興収100万ドル超)となっている。
「フリーソロ(仮題)」は、今秋に東京・新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開。
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