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アニエス・バルダ監督が死去 享年90歳 ヌーベルバーグを代表する女性監督

2019年3月29日 20:37

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女性映画監督の先駆けとしても知られる
女性映画監督の先駆けとしても知られる

[映画.com ニュース]ヌーベルバーグを代表する女性監督として知られるアニエス・バルダ監督が3月29日(現地時間)、ガンのため自宅で死去した。享年90歳。バルダ監督の家族が発表した。

1928年ベルギー・ブリュッセル生まれ。1955年「La Pointe Courte」で長編デビュー。代表作は「5時から7時までのクレオ」(61)、「幸福(しあわせ)」(65)など。フェミニズム運動にも取り組み、ベネチア映画祭で金獅子に輝いた「冬の旅」(85)やドキュメンタリー「落穂拾い」(2000)など、社会的なテーマの作品も手掛けている。「シェルブールの雨傘」(64)などで知られるジャック・ドゥミ監督と1962年に結婚した。2015年の第70回カンヌ国際映画祭、2017年の第90回アカデミー賞で名誉賞を受賞している。

近年では、フランスの若手アーティストJRと共同監督を務めたロードムービースタイルのドキュメンタリー「顔たち、ところどころ」(17)が、第70回カンヌ国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞。日本未公開の新作ドキュメンタリー「Agnes par Varda」(19)が遺作となった。

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