落穂拾い

劇場公開日:

解説

道路や畑に落ちている作物を拾って生活している人々や、廃品やゴミでオブジェを作る美術家など、フランス各地の現代の落穂拾い”をとらえたドキュメンタリー。監督・脚本・撮影・編集は「百一夜」のアニエス・ヴァルダ。2000年ヨーロッパ映画賞最優秀ドキュメンタリー賞、フランス映画批評家協会賞最優秀映画批評家賞、2001年サンタ・バーバラ国際映画祭洞察賞、セザール賞特別名誉賞など多数受賞。

2000年製作/82分/フランス
原題または英題:Les Glaneurs et la glaneuse
配給:ザジフィルムズ
劇場公開日:2002年2月9日

ストーリー

※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。

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(C)cine tamaris 2000

映画レビュー

0.5フランス人は廃棄物にまで、市場経済を持ち込んだ。さて20年経過した今、彼らは何をいているか?

2023年6月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

3.5タイトルなし

2023年3月29日
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鑑賞方法:映画館
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ouosou

3.5【“現代の落穂拾い”をする人々を追って、彼らの生き方を描くドキュメンタリー作品。食物大量廃棄問題などにも、思考が及ぶ。アニエス・ヴァルダ監督の視点が素晴しい作品である。】

2022年5月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

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■ある日、パリの市場で道に落ちているものを拾う人たちを目にしたヴァルダ監督は、ミレーの名画「落穂拾い」を連想する。
 田舎ではまだ落穂拾いをしているのか?という疑問にかられた監督は、カメラを手にフランス各地の“現代の落穂拾い”を探す旅に出る。

◆感想

 ・アニエス・ヴァルダ監督の、作品発想が素晴しい。そして、その溢れんばかりの好奇心と、行動力にも・・。

 ・今作を見て、直ぐに思い出すのは、コンビニエンス・ストアーや、大型スーパーからの大量食物廃棄問題である。
 消費期限が来たものは、スーパーの場合、値引きシールが貼られるが、少し前まではコンビニエンス・ストアーでは、即廃棄であった。店員も、持ち帰ってはイケナイルールだった。
 ”勿体ない”と言う言葉は日本だけかと思っていたら、フランスでも”グラヌール”(拾う人)という言葉がある事も知った。

 ・今作は、様々な”グラヌール”(拾う人)を捉えている。
  1.サラリーマンでありながら10年以上も、グラヌールで生活をしている男性。
  2.市場に落ちている野菜を食べる菜食主義者の男性。
  3.ジャガイモ畑で規格外のジャガイモを大量に拾う、ジプシーの人々。
  4.牡蠣の養殖場のすぐそばで、牡蠣を拾う人々・・・
  面白いのは、それぞれ”グラヌール”には、規則があるという事であった。

 ・法的に言えば、所有権が問題になるが、基本的には廃棄した時点で、そのモノの所有者だった人の所有権は無くなり、必要な人がそれを活用する事が出来る。
 だが、廃棄場所を荒らしたりすれば、法的処罰を受ける事がある事は、映画の中で描かれている通りである。

<捨てられたモノを、再利用する大切さ。
 場合によっては、それは食料の大量廃棄を減らす、環境面にもプラスになる。
 勿論、ルールを守ってではあるが。
 そのような事に、ミレーの”落穂拾い”の絵を見て気付き、即、作品制作に動く、アニエス・ヴァルダ監督の行動力や、作品構成力には脱帽である。
 ラストはアニエス・ヴァルダ監督への捨てられたモノ達からの、ご褒美だと思った作品。>

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NOBU

4.0ちょっと衝撃的でした

2020年8月2日
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花