「パイレーツ・オブ・カリビアン」から「デッドプール」脚本家が離脱
2019年3月4日 12:00

[映画.com ニュース] 米ウォルト・ディズニーがリブートを計画していた「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ最新作が、暗礁に乗り上げた。「ゾンビランド」「デッドプール」シリーズの人気脚本家コンビ、ポール・ワーニック&レット・リースが企画から離脱した。
ジョニー・デップ扮する孤高の海賊ジャック・スパロウの冒険を描く本シリーズは、2003年の第1作「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」に始まるシリーズ5作の世界累計興行収入が45億ドル超という驚異的なヒットを記録。史上最も成功したアクションアドベンチャー映画シリーズのひとつとして知られている。
しかし、ディズニーはデップの近年の騒動と高騰したギャラなども考慮し、ジャック・スパロウを中心にした物語から新たな路線に変更する可能性を模索して、昨年10月にワーニック&リースを迎え入れた。オフビートな人間味のあるヒーローを描くことに長けた2人にディズニーは期待を寄せたが、順調な航海とはならなかったようだ。
今後だが、米Deadlineによれば、ディズニーは新たな脚本家を選定中という噂もあれば、リブートは中止しシリーズは第5作で完結するという声もあるという。ちなみに、17年に公開された第5作「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」の北米興行成績は、シリーズ過去最低の1億7200万ドルと振るわなかった。
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