ピエール瀧×音尾琢真「麻雀放浪記2020」で“狂喜”の演技! 白石和彌監督「必要不可欠な方々」
2019年2月27日 08:00

[映画.com ニュース] ピエール瀧と音尾琢真が、斎藤工と白石和彌監督がタッグを組む映画「麻雀放浪記2020」に出演していることがわかった。白石組では「日本で一番悪い奴ら」「サニー 32」「孤狼の血」で顔を合わせた2人。4度目の競演となる本作では、瀧が元五輪組織委員会・会長の杜(もり)役、音尾がAbemaTV麻雀番組のプロデューサー役として“狂喜”の演技を披露する。
阿佐田哲也氏の累計発行部数250万部を超えるベストセラー小説「麻雀放浪記」を大胆に翻案。東京オリンピックが中止になった2020年、人口が減少し労働はAI(人工知能)に取って代わられ、街には失業者と老人があふれていた。1945年の戦後からタイムスリップしてきた坊や哲(斎藤)は驚愕の世界を目の当たりにし、思わぬ状況で立ちはだかる“麻雀”で死闘を繰り広げることになる。
瀧が演じる杜は、第三次世界大戦が勃発したことで開催中止となってしまった東京オリンピックの組織委員会会長。お披露目された場面写真がとらえたのは、左目にスカウターを装着したサイバーチックでド派手な風貌。隣にいるAI搭載アンドロイド・ユキ(ベッキー)との関係も気になる点だ。瀧は「白石監督の作品にまた出演できて嬉しく思います」と思いの丈を述べつつ「白石さんの演出は『この人ふざけているのか?』と思わされる事が多いのですが、今回は確実にふざけてました」と撮影を振り返っている。

音尾扮するAbemaTV麻雀番組のプロデューサーは、時代のトレンドを網羅し、坊や哲に“脱ぎ脱ぎ女子麻雀番組”を仕掛ける異色のキャラクター。劇中では某女優との“バーチャルVRセックス”にも挑戦――白石作品の名物と言っても過言ではない“音尾イジリ”もきっちりと踏襲されている。出演を熱望していた音尾は「白石作品への出演は前人未踏の6作品目。いつも感謝しています、ありがとうございます。この場を借りて(笑)。そのせいか、監督からシマウマの鳴き声を出してください、などと無茶振りをされましたが、粛々と応えてまいりました」と述懐している。
「本編のできが楽しみです」(瀧)、「斎藤工さん、ももさん、竹中直人さんらが積み上げる素晴らしい世界に入れて、感無量です。ぜひご覧ください」(音尾)という言葉に対し、白石監督は「大真面目に奇想天外なコメディを作るに当たり、瀧さんと音尾さんは必要不可欠な方々でした」と告白。「真摯にくだらないことをしてくれて愛を感じました。いつも出て頂いてありがとうございます」とコメントを寄せている。
「麻雀放浪記2020」は、4月5日から全国で公開。
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