佐々木すみ江さん、死因は肺炎
2019年2月20日 23:00
[映画.com ニュース] 名脇役として知られた女優の佐々木すみ江(本名:青木すみ江)さんが2月17日に肺炎で死去していたことを、所属事務所が20日に公式サイトで発表した。90歳だった。
佐々木さんは17日午前11時、自宅で突然倒れ、都内の病院に緊急搬送されたが、午後12時59分に息を引き取ったという。20日に親族だけで密葬が営まれた。
事務所の発表によれば、佐々木さんは「今年に入っても、1月17日、18日と映画の撮影で地方ロケに行くなど元気に仕事をして」いたようだ。だからこそ「己に厳しく、90歳まで現役俳優として活躍出来たことは佐々木すみ江本人にとっても幸せな人生であったと思います。皆様も拍手で送っていただければ幸甚です」としている。
1951年に「劇団民藝」に入団、同期に故大滝秀治さんがいる。同年に「その妹」で初舞台を踏んだ。ドラマ「ふぞろいの林檎たち」での印象が強いが、NHK大河ドラマには9本(「赤穂浪士」「新・平家物語」「草燃える」「獅子の時代」「春の波涛」「武田信玄」「徳川慶喜」「篤姫」「西郷どん」)出演するなど、出演作は500本以上に及んだ。
なお、既に撮影を終え、公開を控える映画が4本あるという。