ヒュー・ジャックマンが激怒!? 熱演収めた「フロントランナー」特別映像
2019年1月31日 18:00
[映画.com ニュース] 当選確実と言われていた米大統領候補が、スキャンダルによって政界から葬られた実話を描く「フロントランナー」の特別映像が公開された。主演のヒュー・ジャックマンが、自身の演じたゲイリー・ハートという人物や当時のマスコミとの関係について解説しているほか、彼の熱演も収められている。
1988年の米国大統領選挙で、ハート上院議員(ジャックマン)は、46歳の若さで最有力候補“フロントランナー”に躍り出る。ジョン・F・ケネディの再来として大衆に愛され、当選は確実視されていたが、“ある疑惑”が一斉に報じられると事態は一変する。
「死霊館」シリーズのベラ・ファーミガ、「セッション」のJ・K・シモンズらが共演し、監督は「マイレージ、マイライフ」で第82回アカデミー賞で監督賞と脚本賞にノミネートされたジェイソン・ライトマンが務める。
ジャックマンは、ハートについて「強烈な知性とカリスマ性の持ち主、私生活を重んじていた彼は度を越した報道に不快感を覚えている」と分析。その後、本編映像からハートが記者からある疑惑について追及されるシーンが映し出される。
ジャックマンは「衛星中継で24時間ニュースが流れ、報道機関は貪欲にニュースを求めた。一度つかんだネタは決して放さない」と当時のマスコミについても説明し、「本作には善人も悪人もいない。リアルで人間臭い政治運動があるだけだ。混乱、過ち、欠点が描かれる。何が重要か観客に問いかけているんだ」と語る。選挙キャンペーンの様子、ハートを支えた選挙スタッフや家族、取り巻くマスコミの姿が次々と映し出され、最後には選挙の重要性を説きつつも激昂するジャックマンの熱演も収められている。
「フロントランナー」は2月1日から全国公開。