松坂桃李&山本美月、連続ドラマ版「パーフェクトワールド」で初共演!
2019年1月30日 06:00
「Kiss」(講談社刊)で連載中の原作は、累計部数170万部を突破した話題作。大学時代の事故で影響で車イス生活になってしまった建築士の鮎川樹と、高校の同級生・川奈つぐみが再会し、心を通わせ合うことで変化が訪れていく様子が描かれている。2018年には「EXILE」「三代目J Soul Brothers」の岩田剛典と女優の杉咲花の共演によって「パーフェクトワールド 君といる奇跡」(柴山健次監督)として実写映画化もされている。
松坂が演じるのは、一級建築士として活躍しながらも、昔の友人との関係も断ち、高校時代に励んだ大好きなバスケットボールも恋愛もしないと心に決めていた樹役。「連続ドラマで純粋なラブストーリーに挑戦するのは初めてなので自分の中では新鮮で、『ラブストーリーやるのか~、そわそわするな』と嬉しい面もあれば、表情が崩れるような、正直こそばゆい面もあります」と胸中を吐露。原作のモチーフにもなっている車イスに乗った建築士・阿部一雄氏の話を聞きつつ、役作りを進めているようで「ハンディキャップを背負いながらのラブストーリーなので、リアルさとハンディキャップを抱えた生活ならではの葛藤や共感も丁寧に描ければいいなと思っています」と意気込みを明かしている。
また、初共演となった山本について「アニメやゲームが好き……、同じニオイがします(笑)」と告白。「勘違いしないで頂きたいのですが、僕はオタクというのは、何かひとつ、極めた者がもらえる称号だと思っていて、山本美月さんはそれを持っている方だと思います。山本さんには及ばないですが、そこをきっかけに、お好きなものを見聞きし、歩み寄っていきたいです。女優さんとしては、思い切りがすごくいい印象というか。監督の意図に沿って全力でやるというイメージがあります。役に対しての思い切り、忖度(そんたく)でやるということではなく、純粋にそこに対しての気持ちよさを感じます」と語っている。
一方、初恋の相手・樹を支え続けようとするつぐみ役の山本は「(松坂は)今回初めてお会いするので、テレビで拝見した印象で恐縮ですが、とても完璧な人! というイメージがあります。役者として先輩の松坂さんとご一緒させていただけるのは、とても嬉しいですし、頼もしいです」と厚い信頼を寄せる。そして「原作がしっかりとあるものなので、イメージをなるべく近づけられたら、と思います。実際に現場で監督や演者同士でお会いすると、色々と変わることは多いとは思いますが、自分の中のつぐみの樹への恋心を今から少しずつ育てて、ドラマと一緒にたくさん悩みながら成長させていけたらと思います」と思いの丈を述べている。
原作者の有賀氏は「松坂桃李さんは、新しい作品を見るたびに『すごい役者さんだなあ…』と思ってしまう、いつも次の作品を楽しみにしている役者さんでした。そんな松坂さんが樹役と聞いた時は、嘘じゃないだろうかと信じられなかったです」「山本美月さんは、その可愛さはもちろん演技が前から大好きで、特に涙を流す時の表情が頭に残って離れない女優さんでした」とキャスティングに納得の表情。「プロデューサーの河西(秀幸)さんは原作側に何度もご説明にきてくださり、丁寧に企画を進めてくださいました。私もドラマのスタートを楽しみにしています!」とコメントを寄せている。
「パーフェクトワールド」は、三宅喜重(「ボクの妻と結婚してください。」)、白木啓一郎(「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」)が演出を務め、中谷まゆみ(「隣の家族は青く見える」)が脚本を担当。4月期からカンテレ・フジテレビ系で毎週火曜午後9時に放送される。
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