上海ディズニーランド、世界初の「ズートピア」ランドを建設予定

「塔の上のラプンツェル」のバイロン・ハワードと「シュガー・ラッシュ　オンライン」のリッチ・ムーアが共同で監督を務めた同作は、様々な動物たちが共生する高度な文明社会“ズートピア”を舞台に、ウサギの女の子ジュディが一人前の警察官になる夢をかなえるために奮闘する姿を描いた物語。中国では2016年3月に公開され、同国内で劇場公開されたアニメーション映画では過去最高となる興行収入2億3600万ドルを記録した。

ディズニーが発表した公式声明によれば、「誰もが夢をかなえることができる動物たちの理想郷“ズートピア”の世界に飛び込み、主人公ジュディとニックをはじめとする個性豊かなキャラクターたちと、エキサイティングな冒険を楽しめる」この新たなテーマランドでは、「アトラクションやエンタテインメント、グッズや飲食物も豊富に取りそろえている」という。総工費やオープン時期は未発表だが、今年中に建設を開始する予定。

上海ディズニーランドは16年6月、「スター・ウォーズ」の世界を題材にした「スター・ウォーズ　ローンチ・ベイ」、ディズニー・アニメをテーマにした「ファンタジーランド」、「パイレーツ・オブ・カリビアン」の世界観を再現した「トレジャー・コーブ」など、6つのテーマランドを掲げて開園。昨年4月には、「トイ・ストーリー」を題材にした「トイ・ストーリー・ランド」を増設するなど、積極的に拡大を図っている。

ディズニーが世界各国で展開するテーマパークでも唯一かつ初となる「ズートピア」テーマランドの誕生で、来園者数のさらなる増加に期待がかかる。