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「ボヘミアン・ラプソディ」興収100億円突破!オスカー5部門選出で“奇跡の興行”は続く

2019年1月23日 12:00

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「ボラプ」が100億円という天井に穴をあけた
「ボラプ」が100億円という天井に穴をあけた
(C)2018 Twentieth Century Fox

[映画.com ニュース] 第91回アカデミー賞で5部門にノミネートされた映画「ボヘミアン・ラプソディ」が、1月22日までに累計興行収入100億4168万7580円、観客動員727万904人に到達した。2018年公開作では唯一、興収100億円という“天井”に穴をあけた作品に。国内の音楽・ミュージカル映画で歴代1位を誇る「美女と野獣」(124億円)を超えるか、さらなるヒット継続に期待が高まる。

フレディ・マーキュリーの半生を中心に、伝説のバンド「クイーン」による名曲誕生の瞬間や、20世紀最大のチャリティコンサート「ライブ・エイド」での圧巻のパフォーマンスを再現するとともに、華やかな活躍の裏にあった知られざる葛藤を描き出す。公開前は批評家の評価も低く、興収20億円が目標だったが、熱狂が熱狂を呼びついに100億円を突破。予想だにしなかった“奇跡の興行”は、日本映画史における事件となっている。

ヒットの要因のひとつは、リピーターの存在だ。通常の上映だけに飽きたらず、IMAXなどの特殊フォーマットや参加型イベントなどで比較鑑賞する観客が続出。IMAXでは歴代トップとなる累計10億6347万8300円を記録し、両側面にも映写される「ScreenX」や、“胸アツ” 応援上映なども活況を見せている。自宅で手軽に映画を見られる時代において、今作は「映画館での極上の体験を味わう一大イベント」という回答でもあり、そのことが観客の鑑賞欲求を強烈に刺激している。

構想から製作まで9年を費やし、キャスティング難航や撮影中の監督解雇など、波乱の末に世に放たれた今作。製作費約57億円と、ハリウッド作品としては決して潤沢とはいえない体制だったが、世界興収約880億円を記録している。第91回アカデミー賞では、作品賞を含む5部門にノミネート。主演男優賞に名を連ねたラミ・マレックは、「本作に関わったすべてのキャストやスタッフを代表してアカデミー会員に感謝します。そして、プロデューサーのグラハム・キング、編集のデニス・オサリバン、20世紀フォックス映画、ニューリージェンシー、そしてブライアン・メイロジャー・テイラーと“クイーン”へ大感謝です。フレディ・マーキュリーを演じられたことは一生の宝もので、このノミネートは偉大なるフレディを称える勲章です」とコメントを寄せている。

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