【東京コミコン2018レポート】過去最大の盛り上がり!第3回はエンタテインメント性がパワーアップ
2018年12月2日 20:55
[映画.com ニュース] ポップカルチャーの祭典「東京コミックコンベンション2018」(通称:東京コミコン2018)が11月30~12月2日に開催され、熱狂に包まれた開催地、千葉・幕張メッセを取材してきました!
2日に行われたグラントフィナーレには、トム・ヒドルストン、オリバー&ジェームズ・フェルプス兄弟、ピーター・ウェラー、エズラ・ミラーが登壇。「楽しい週末でした!」「日本のファンは最高!」と口々に感謝の言葉を述べました。ヒドルストンは日本語で「また来ます」と約束し、「素晴らしい皆さん自身に拍手を」とファンたちに敬意を示しました。ともに登壇した大勢のコスプレイヤーたちに大興奮のミラーは、「皆さんを本当に深く愛しています。それだけが真実で、それ以外のことはすべてナンセンスだよ!」と満面の笑みで叫び会場を盛り上げてくれました。
今年は、ゲストも超豪華。グラントフィナーレに登場したメンバー以外にも、ジェレミー・レナー、ラーナー・ダッグバーティ、ダニエル・ローガン、ジャスティス・スミス、キャスリン・ニュートン、ロブ・レターマン監督、C.B.セブルスキー(マーベルコミックス編集長)が来日し、ステージイベントや握手会、写真撮影会でファンと交流しました。
サプライズ演出も満載で、ヒドルストンが過密スケジュールを縫って予定外のステージに登壇したり、「名探偵ピカチュウ」のスミス、ニュートン、レターマン監督が展示ブースを訪れたり、直前で来日がキャンセルになってしまったセバスチャン・スタンからビデオメッセージが届いたりと、嬉しい驚きの連続。できる限りファンと交流しようとしてくれたゲストたちの気持ちが伝わる展開でした。
出展ブースもスケールアップ。「スター・ウォーズ」ブースでは、レイア姫から指令を受け、デススターを破壊するミッションに向かうというストーリー仕立ての演出が。浮遊するR2-D2とレイア姫のホログラム映像や、270度の映像でミレニアム・ファルコンに乗り込んだ気分を味わえる映像アトラクションが人気を集めました。途中でダース・ベイダーがスパイを探しにくるサプライズもあり、居合わせた観客は超ラッキー!
その隣に設置されたマーベルブースでは、日本初上陸の体感型アトラクション「BECOME IRON MAN」が人気。モニターに映し出されるマーベルの世界のなかでプレイヤーがアイアンマンになれるというもので、頭の動きと視界が連動し、腕の動きと画面上のアイアンマンの腕が連動してリパルサービームを発射できるという、ファン垂涎の最新技術がお披露目されました。
また、過去2回の東京コミコンに出席してくださった故スタン・リー氏を追悼するブースが急きょ設置されました。リー氏の功績を称えるとともに、過去2回の東京コミコンでの様子をモニターで映し出す演出がなされたほか、ファンたちがコメントを寄せ書きできるパネルも用意されました。最終日には、パネルはリー氏への追悼の言葉で埋まっており、いかに愛された人物だったかを物語っていました。
さらに、来場者の交流もコミコンならでは。完成度の高いコスプレイヤーが集結してところどころで臨時撮影会が始まったり、関連するキャラクター同士で集まったりと、交流を深める様子がたくさん見られました。しかし、コミコンの最高峰ともいえるサンディエゴのコミコンでは、新作映画の初出し映像などが公開されるだけでなく、ゲストたちに直接質問ができる時間が用意されています。東京コミコンでも、ファン同士だけではなくゲストたちとオープンに意見を交わせる場があれば……と思わずにはいられません。それでも、回を重ねるごとにパワーアップしていることは間違いなし! 今から来年が楽しみになる3日間でした。