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【東京コミコン2018】トム・ヒドルストン、ロキは「もう悪役じゃない」 スタン・リーの意思受け継ぎファンに感謝

2018年12月1日 20:20

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急きょ登壇したトム・ヒドルストン
急きょ登壇したトム・ヒドルストン

[映画.com ニュース] 「アベンジャーズ」シリーズのロキ役で知られるトム・ヒドルストンが12月1日、千葉・幕張メッセで開催されている「東京コミックコンベンション2018」(通称:東京コミコン2018)の主催者ステージに登場。超過密スケジュールをぬっての予定外の登壇に、会場に集まったファンは大歓声を上げた。

※この記事は、「マイティ・ソー バトルロイヤル」(2018)、「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」(18)の内容に触れています。

ヒドルストンは、初参戦となった東京コミコンと日本のファンについて、「最高の週末を過ごさせてもらっています。皆さんとても親切で、このイベントもよくまとまっています」と感心。東京コミコンに「また来たい!」といい、「日本のファンの皆さんは、全員素晴らしかったです。たくさんの方がロキのコスプレをしてくれていたのはもちろん素晴らしかったのですが、1番面白かったのは、たくさんの方が私自身のコスプレをしてくださっていたことです。ブルーTシャツにジーンズ、そしてグレーのブーツ(笑)。あなたたちは最高です!」と、笑いを堪え切れない様子で語った。

悪役ながら絶大な人気を誇るロキの魅力について「ロキを演じるのが大好きです。彼には遊び心と脆弱さがある。ひとつのキャラクターが相反する2つの面を併せ持っているのが面白いんです」と解説。司会からロキが映画初登場した「マイティ・ソー」(11)の監督であるケネス・ブラナーとマーベルがヒドルストンをロキ役に選んだ理由について尋ねられると、「たぶん、1960年代のコミックでロキが最初に登場したころは、ロキは本物の悪者でしたよね。私は、俳優には“どうして人は間違った選択をしてしまうのか”ということを理解する責任があると思っています。そしてブラナー監督と私は、ロキの根底にあるのは脆弱な心ではないか、そういうものが彼を悪者にしているのではないかと考えたんです」と持論を展開し、「でも彼はもう悪役ではないですよね。だって兄の命を救ったんだから!」と「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」での活躍を満面の笑みで自画自賛してみせた。

その「アベンジャーズ インフィニティウォー」で死を遂げたロキだが、11月に米ウォルト・ディズニーとマーベルはロキを主人公にしたオリジナルドラマの制作を発表。ロキの今後の展開について聞かれたヒドルストンは、「うわあ……」と苦悶の声を漏らし、「何が起こるのかは知っています。でも言えないんです」と申し訳なさそうに釈明。「ただ、とてもエキサイティングですよ!」と期待をあおった。

最後には、集まった大勢のファンに向け、「あなた方がいなければ、私はこのようなステージに立つことはできません。スタン・リーは、マーベル・ユニバースを創造するにあたり、誰もがその一員になれる場所にしたいと思っていました。私にとってマーベルでの旅路とは、人々、ファンの方々、観客の皆さまとの出会いそのものです。あなた方あってこそなんです。だから、本当に感謝申し上げます」と故スタン・リーの意思を受け継ぐ形でコメント。壇上から大きなジェスチャーで拍手をおくり、深々と頭を下げて感謝を示していた。

「東京コミコン2018」は、千葉県・幕張メッセで12月2日まで開催される。

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