完璧な夫婦の“仮面”が崩れ出す…「天才作家の妻」本編映像公開
2018年11月22日 12:00

[映画.com ニュース] アカデミー賞に6度ノミネートされたグレン・クローズが主演する映画「天才作家の妻 40年目の真実」で、長年連れ添った夫婦の日常の一コマを収めた本編シーンが公開された。
本作は、毎年スウェーデンのストックホルムで華やかに行われるノーベル賞授賞式を背景に、人生の晩年に差しかかった夫婦の危機を描く心理サスペンス。世界的な作家ジョゼフと、彼の創作を慎ましく支えてきた妻ジョーン。誰の目にも理想的なおしどり夫婦に見えていた2人の関係は、夫がノーベル文学賞を受賞したことで揺らめき、静かに壊れ始める。
「危険な情事」「再会の時」などのクローズがジョーンを演じ、インディペンデント映画の最高峰を競う「第28回ゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワード」で女優賞にノミネートされた。ジョセフ役で「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのジョナサン・プライスが共演している。
公開された本編映像は、ジョゼフのノーベル賞受賞が決まり、親しい仲間と祝杯をあげるシーンから始まる。乾杯の前の挨拶をするジョーは「私の美しい妻、ジョーン。この女性は私の人生の宝です。彼女なくして私はいない。彼女に結婚を承諾させたことは、人生最大の功績だ」と賛辞を送り、夫婦の仲睦まじい姿が映し出される。
その後、授賞式のために滞在しているホテルで、酔っ払って帰ってきたジョーンとジョーが口論を繰り広げる場面に切り替わる。「どこにいた? 心配したぞ。僕の目の前から消えるな」「大げさね、数時間外出しただけ。主役はあなた。私なんて誰も気にしない。指図しないで。子どもじゃないわ」と言い争う2人。イライラした様子のジョーンは、部屋に脱ぎ散らかしたジョーの服を拾いながら、「あなたの服を拾って歩くのはウンザリ」と悪態をつく。長年連れ添った夫婦ならではの“あるある”や、完璧な妻であったジョーンの本音が垣間見られるシーンを切り取り、複雑に絡み合う感情の行方が気にかかる。
「天才作家の妻 40年目の真実」は2019年1月26日公開。
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