「search」主演俳優が明かす　“全編PC画面”ならではの挑戦とは？

16歳の女子高生マーゴットが突然姿を消し、行方不明事件として捜査が開始される。娘の無事を信じたい父親のデビッドは、マーゴットのPCにログインし、娘が登録しているSNSにアクセスを試みる。しかし、そこには明るく活発だったはずの娘とはまるで違う、知られざるマーゴットの闇が広がっていた。「スター・トレック」シリーズのスールー役で知られるチョウがデビッドを演じ、米国最大の批評サイト「Rotten Tomatoes」では93％（10月16日現在）という高得点を記録した。

演技で挑戦したことを聞かれたチョウは「ウェブ用のカメラを使った撮影だから、空間をどう考えるかがポイントになった。カメラに映る範囲を小さな劇場としてとらえ、どんなステージにするか悩みながら撮ったんだ」と試行錯誤しながら撮影を進めたことを明かす。

長編監督デビューを果たしたアニーシュ・チャガンティ監督については「各種デバイスを使って、（使う人間が）文章を打つ時間も正確に再現されている」などと徹底したこだわりを絶賛。斬新な体験ができる本作について「監督は観客にこんな疑問を投げかけている。我々はどこまで自分のデバイスを理解し、子どもたちはそれを使って何をしていると。電子の世界に我々が残す痕跡とは？　デジタルミステリーと呼べる作品だね」と語っている。

「search サーチ」は10月26日から全国公開。