村上虹郎、父・村上淳とぶつかり合う! 武正晴監督作「銃」で“親子共演”
2018年10月12日 08:00

[映画.com ニュース] 芥川賞作家・中村文則氏のデビュー作を、村上虹郎の主演で実写映画化する「銃」に、村上淳が共演することがわかった。“親子共演”は、映画作品では河瀬直美監督作「2つ目の窓」以来のこと。親子という関係性を超え、いち役者同士として演技合戦を繰り広げている。
中村氏のデビュー小説を、「百円の恋」「嘘八百」の武正晴監督のメガホン、奥山和由氏の企画・製作で映画化。友人たちと青春を謳歌する大学生・西川トオル(虹郎)は、河原で偶然、銃を拾う。持ち歩いてみると緊張とスリルは増幅し、満ち足りた高揚感に酔いしれる。同じ大学に通うユウコ(広瀬アリス)にも興味はあるが、日を追うごとに、圧倒的な存在感を放つ銃に魅了されていくトオル。しかし刑事(リリー・フランキー)の突然の訪問を契機に、精神的に追い込まれたトオルは、ある決断を下す。
父・淳が演じるのは、トオルと対峙する“ある男”という役どころ。「正直“親子共演”ということを意識しないかというとそうはいかない。しかし今回出演を決めたのもオファーをいただきそれに向き合った結果であり、武組の空気を感じられる機会をいただいたことへのアンサーです」と出演の経緯を明かす。そして「いち役者といち役者がなにかしらの縁で同じ座組になることは、そんなに珍しいことではないということです。みなさまどうぞよろしくお願いいたします。傑作『銃』をお楽しみください」とコメントを寄せている。
「銃」は、第31回東京国際映画祭(10月25日~11月3日開催)の日本映画スプラッシュ部門に出品されており、10月28日、11月1日に上映。11月17日から東京・テアトル新宿ほか全国で公開される。
フォトギャラリー
関連ニュース






なんのために生まれて、なにをして生きるのか――「アンパンマンのマーチ」の歌詞が“現代を生きる大人たち”に刺さるワケは?【作曲家・近藤浩章/独占インタビュー】
2025年7月4日 09:00
映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント