ファスビンダー未公開の傑作「13回の新月のある年に」「第三世代」予告編
2018年9月27日 13:00
[映画.com ニュース]劇場未公開だったニュー・ジャーマン・シネマの鬼才、ライナー・ベルナー・ファスビンダー監督の「13回の新月のある年に」「第三世代」の公開が決定、このほど予告編が完成した。ファスビンダーが70年代の終わりに発表した傑作群の共通する時代背景、ファスビンダーの徹底した映像へのこだわりが切り取られている。
「13回の新月のある年に」(78)は、原案・製作・監督・脚本・撮影・美術・編集の全てをファスビンダー自らが手掛け、性的マイノリティの主人公の最期の数日間をエモーショナルに描き出した物語、「第三世代」(79)は、意志と表象としての世界で、革命への理念を持たず、ただ目先のスリルだけを追い求めるテロリストを活写した。
「13回の新月のある年に」「第三世代」は、10月27日から、ユーロスペースで2作品一挙公開。