男性限定社交クラブの光と闇… A・エルゴート&T・エガートン出演作、予告公開
2018年9月19日 17:00
[映画.com ニュース]アメリカで実在した男性限定社交クラブの栄光とスキャンダルを描いた「ビリオネア・ボーイズ・クラブ」の予告編が公開された。アンセル・エルゴートとタロン・エガートンが贅沢な暮らしを楽しむ輝かしい場面から一転、窮地に追い込まれる様子がドラマチックに切り取られている。
「ベイビー・ドライバー」のエルゴートと、「キングスマン」シリーズのエガートンという人気若手俳優が初共演した本作。西のウォールストリートとも呼ばれた1980年代初頭のロサンゼルスを舞台に、未熟な天才たちが起こした欲望まみれのスキャンダルを暴く。ほかケビン・スペイシー、エマ・ロバーツが出演し、「ワンダーランド」で知られるジェームズ・コックス監督がメガホンをとった。
物語は、高校の同級生だった金融の専門家ジョー(エルゴート)とプロテニス選手のディーン(エガートン)が偶然再会する場面から始まる。2人はビバリーヒルズ屈指の富裕層である友人たちから融資を受け、投資グループ「ビリオネア・ボーイズ・クラブ(BBC)」を設立。カリスマ性のあるジョーが少しずつ詐欺を重ねた結果、BBCは遂に上流階級の仲間入りを果たすが、ある人物の裏切りにより、突然窮地に立たされることになる。
予告編では、ジョーとディーンが華々しくBBCを設立する様子を活写。BBCの豪華なオフィスで商談を行い、夜は高級外車でパーティに繰り出す贅沢三昧の生活がおさめられている。しかし、後半からは様相が一変。敏腕トレーダー・ロン(スペイシー)が不敵にほほ笑む様子や、ジョーと恋に落ちるシドニー(ロバーツ)が叫ぶ姿、何者かが帳簿のマイナスをプラスに書き換える場面など、徐々に不穏な空気が立ち込める。
「ビリオネア・ボーイズ・クラブ」は、11月10日から東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。また、ブロマイドセット付きの特別鑑賞券が9月22日より発売される。