米玩具メーカー、マテルが映画部門を新設
2018年9月13日 11:00
[映画.com ニュース] 米玩具メーカーのマテルが、映画部門マテル・フィルムズを立ち上げたと米ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。同社の玩具ブランドをもとにした映画の企画開発を行うのが目的で、「ダラス・バイヤーズクラブ」(ジャン=マルク・バレ監督)のプロデューサーで、レラティビティ・メディアで製作部長を務めていたロビー・ブレナーが指揮を執る。
「トランスフォーマー」や「G.I.ジョー」などのヒット作を生みだしているライバルのバズブロに遅れをとっているマテルは5年前、同社の玩具ブランドの映像化を目的にした制作会社プレイグラウンド・プロダクションズを立ち上げた。しかし、同社のアクションフィギュアを原作にした「マックス・スティール」が興行的に失敗したため、アニメ制作を行うマテル・クリエイションズに吸収されていた。
新たに立ち上げられるマテル・フィルムズは劇場映画の企画開発を行うものの、リスク回避のために単独では映画製作を行わないという。なお、ソニーはマテルのバービー人形を題材にした実写映画を準備中だ。