萩原聖人、渡辺真起子ら豪華キャストが大泉洋に振り回される!?
2018年8月7日 07:00
[映画.com ニュース] 大泉洋主演で渡辺一史氏の書籍を映画化する「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」に萩原聖人、渡辺真起子、宇野祥平、竜雷太、綾戸智恵、原田美枝子、韓英恵という個性豊かな面々が作品を彩る。
本作は、筋肉が徐々に衰える難病・筋ジストロフィーを発症したが、愛のままに、ワガママに生き抜いた実在の人物・鹿野靖明氏の生涯を描いている。北海道の医学生・田中(三浦春馬)は、ボランティアとして、体が不自由な鹿野(大泉)と知り合う。病院を飛び出し、自ら集めた大勢のボランティアや両親に支えられている鹿野は、夜中に突然「バナナが食べたい」と言い出すなど、王様のような超ワガママぶりを見せる一方で、その素直で自由な生き方により周囲から愛される存在だった。ある日、鹿野は新人ボランティアの美咲(高畑充希)に惚れ、田中にラブレターの代筆を依頼。しかし、美咲は田中と付き合っており、奇妙な三角関係が大騒動へと発展していく。病状の悪化に苦しむ鹿野には、生きているうちにどうしても叶えたい夢があった。
近年、舞台にも意欲的に出演し、幅広く活躍する萩原は、鹿野を支え続ける兄貴的存在のボランティア・高村大助役を務める。「我々ボランティアチームは映画におけるスタッフのような感覚で参加しました。監督、鹿野さんをしっかりサポートできたらと思います」と、役どころに重ねて本作を支える決意を述べた。また、鹿野の父親役・竜は本作の心温まる人間関係を「私の周りでは信じられない様な人と人との繋がり」と表現し、母親役・綾戸は「テレビで大泉さんを見ると大スターなのに『あのバカ息子』と心配になる」と、大泉への愛情たっぷりに語った。ほか、渡辺は鹿野から母のように慕われる前田貴子、宇野は抜けた性格ながら後輩への指導は細やかな塚田心平に扮し、高村とともにボランティアチームとして鹿野をサポートする。厳しく、時にあたたかく鹿野を見守る主治医・野原博子を原田、看護師・泉芳恵を韓英恵が演じる。
「ブタがいた教室」「ドルフィンブルー フジ、もういちど宙(そら)へ」など実話の映画化を多く手掛ける前田哲監督がメガホンをとり、「映画 ビリギャル」「いぬやしき」など次々と注目作を世に送り出す橋本裕志が脚本を執筆。大泉の出身地である北海道でのオールロケを敢行し、7月上旬でのクランプアップを迎えた本作は、今冬に全国で公開予定。
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ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
死刑囚の告発をもとに、雑誌ジャーナリストが未解決の殺人事件を暴いていく過程をつづったベストセラーノンフィクション「凶悪 ある死刑囚の告発」(新潮45編集部編)を映画化。取材のため東京拘置所でヤクザの死刑囚・須藤と面会した雑誌ジャーナリストの藤井は、須藤が死刑判決を受けた事件のほかに、3つの殺人に関与しており、そのすべてに「先生」と呼ばれる首謀者がいるという告白を受ける。須藤は「先生」がのうのうと生きていることが許せず、藤井に「先生」の存在を記事にして世に暴くよう依頼。藤井が調査を進めると、やがて恐るべき凶悪事件の真相が明らかになっていく。ジャーナリストとしての使命感と狂気の間で揺れ動く藤井役を山田孝之、死刑囚・須藤をピエール瀧が演じ、「先生」役でリリー・フランキーが初の悪役に挑む。故・若松孝二監督に師事した白石和彌がメガホンをとった。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
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文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
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