「第9地区」のニール・ブロムカンプ監督が「ロボコップ」をリメイク
2018年7月31日 11:00

[映画.com ニュース] 「第9地区」や「チャッピー」で知られるニール・ブロムカンプ監督が、1987年のSF映画「ロボコップ」の続編「ロボコップ・リターンズ(原題)」を準備していると、米Deadlineが報じた。
「ロボコップ」(ポール・バーホーベン監督)は、殉職した警官(ピーター・ウェラー)がサイボークとなって復活し、犯罪や腐敗に挑むSFバイオレンスアクション。その後、複数の続編が作られ、2014年にはジョエル・キナマン主演で「ロボコップ」(ジョゼ・パチーリヤ監督)としてリブートされている。
米MGMは現在、オリジナル版を手がけたエドワード・ニューマイヤーとマイケル・マイナーが執筆した幻の続編脚本をもとに、映画化準備を進めているという。この脚本は「ロボコップ」の続編として執筆されたものの、バーホーベン監督が興味を示さなかったため、お蔵入りになっていた。ちなみに「ロボコップ2」と「ロボコップ3」は、コミック作家のフランク・ミラーが脚本を執筆しており、ニューマイヤーとマイナーはキャラクター創造のみのクレジットとなっている。
そして数十年前に執筆された続編脚本を、ティム・ミラー監督による新「ターミネーター」を共同で執筆したジャスティン・ローズが、「ロボコップ・リターンズ(原題)」としてリライトを行っているという。メガホンをとるのは、バーホーベン監督版「ロボコップ」の大ファンであることを公言しているブロムカンプ監督だ。
「オリジナル版は、間違いなく子どもの頃の僕にとてつもない影響を及ぼしました」と、本作を引き受けることになった経緯をブロムカンプ監督は説明する。「子どものときに夢中になった要素は、時間の経過とともに変化していきました。最初は消費主義や物質主義、レーガノミックスなど、アメリカの過剰さというテーマに惹かれました。その後、年を重ねると、自らのアイデンティティを探すというテーマに惹きつけられるようになりました。この人間的な要素さえあれば、物語はどの時代でも成立すると思います」
ピーター・ジャクソン監督プロデュースの「第9地区」(2009)で衝撃的なデビューを飾ったブロムカンプ監督は、「エリジウム」「チャッピー」と話題作を連発。その後は、カナダのバンクーバーに制作会社Oats Studiosを立ち上げ、短編作品を手がけていたが、「ロボコップ・リターンズ(原題)」で再び大作映画に復帰することになりそうだ。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー