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【コミコン2018】「ブレイキング・バッド」が10周年の同窓会!気になるスピンオフ出演は…

2018年7月20日 18:00

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「ブレイキング・バッド」が放送開始から10年
「ブレイキング・バッド」が放送開始から10年

[映画.com ニュース] エミー賞に2度輝いた名作テレビシリーズ「ブレイキング・バッド」が2008年の放送開始から10周年を迎え、主演のブライアン・クランストンアーロン・ポール、企画・制作総指揮を務めたビンス・ギリガンらが7月19日(現地時間)、米サンディエゴで開幕したポップカルチャーイベント「コミコン・インターナショナル・サンディエゴ」で一堂に顔をそろえた。

本作は、がんで余命わずかと診断された高校の化学教師ウォルターが、家族に遺産を残すため、教え子のジェシーとともに麻薬の精製に手を染めたことから、やがて裏社会で暗躍していく姿を描いたクライムサスペンス。フィナーレの第5シーズンでは、エミー賞で作品賞をはじめ、主演男優賞、助演男優賞など6部門を制した。

番組開始当初はほぼ無名に近かったクランストンは、本作で一躍名をあげ、「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」ではオスカー候補にもなった。シーズンを重ねるにつれて変化を感じたそうで、「撮影現場で駐車場を示す案内板が盗まれるようになった」と、人気の拡大を実感したエピソードを披露。「僕が迷っているだけじゃなくて、実際に何かが起きているんだと思ったよ」と懐かしがっていた。

一方、ジェシー役のポールは、生後5カ月の娘ストーリーちゃんに、劇中でジェシーたちが麻薬精製時に着用していたような黄色の防護服とマスクを着せて登場。ジェシーがシーズン1の最後で死ぬはずだったというのはファンの間では知られた話だが、これをネタにクランストンに騙されてしまったことを暴露。突然、長い抱擁の後に「一緒に働けて楽しかった」と言われ、理由を尋ねるとクランストンはそそくさとその場を去ったという。その他にも、ジェシー用の棺の大きさを計測する必要があると告げられるなど、クランストンの無邪気ないたずらを楽し気に振り返った。

先日、悪徳弁護士ソウル・グッドマンことジミー・マクギルを主人公にした、前日譚的な位置づけのスピンオフドラマ「ベター・コール・ソウル」にクランストンとポールが出演を熱望していると報じられたが、クリエイターのギリガンは8月から放送が始まるシーズン4での実現を否定。しかしながら、「もし番組が終わるまでに2人が登場しなかったら、それは怠慢とみなされるだろうね」と将来的に登場させる意欲を明かすだけでなく、別のスピンオフ作品を制作する可能性も示唆。さらには、「ブレイキング・バッド」の劇場版の可能性も否定しなかった。

直前に行われた「ベター・コール・ソウル」のパネルでは、主演のボブ・オデンカークが、悩みを吐露。同作では冴えない弁護士のジミー・マクギルが悪徳弁護士ソウル・グッドマンへと変ぼうしていくプロセスを描いていくが、いまだに“ソウル”になる気配が薄く、「正直、少しだけ心を痛めているんだ。番組名を変更できないか電話したくらい。心苦しいよね……この男が気に入っているから」と、複雑な胸の内を語っていた。

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