トランボ ハリウッドに最も嫌われた男

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劇場公開日:2024年11月1日

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男

解説・あらすじ

「ローマの休日」など数々の名作を生んだ希代の脚本家ダルトン・トランボの波乱万丈な人生を、テレビシリーズ「ブレイキング・バッド」のブライアン・クランストン主演で描いた伝記ドラマ。

脚本家トランボはハリウッド黄金期に第一線で活躍していたが、冷戦の影響による赤狩りの標的となり、下院非米活動委員会への協力を拒んだために投獄されてしまう。釈放された後もハリウッドでの居場所を失ったトランボは、偽名を使用して「ローマの休日」などの名作を世に送りだし、アカデミー賞を2度も受賞する。逆境に立たされながらも信念を持って生きたトランボの映画への熱い思いと、そんな彼を支え続けた家族や映画関係者らの真実を描き出す。

トランボを演じたクランストンが第88回アカデミー賞の主演男優賞にノミネート。共演に「クィーン」のヘレン・ミレン、「マレフィセント」のエル・ファニング、「運命の女」のダイアン・レイン。監督は「ミート・ザ・ペアレンツ」のジェイ・ローチ。

2015年製作/124分/G/アメリカ
原題または英題:Trumbo
配給:東北新社
劇場公開日:2024年11月1日

その他の公開日:2016年7月22日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第73回 ゴールデングローブ賞(2016年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) ブライアン・クランストン
最優秀助演女優賞 ヘレン・ミレン
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(C)2015 Trumbo Productions, LLC. ALL RIGHTS RESERVED Photo by Hilary Bronwyn

映画レビュー

4.0 映画史を俯瞰する上で欠かせない時代の傷跡を扱った硬派なドラマ

2017年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

楽しい

知的

この脚本家の半生はとびきりのドラマに満ちている。当人にしてみれば苦闘の連続だったに違いないが、彼をこれほどの逆境へと追いやったことで歴史に名を残すほどの名作が誕生したのだから運命とは皮肉であり、滴り落ちる水、打ち続けるタイプライターのキーが巨大な岩を砕くことだって往々にして起こりうるのだ。初めはイデオロギーに関して頑なだった彼が、自身の投獄や仲間を失ったことで徐々に戦略的になっていく様の、まさに「史実は小説よりも奇なり」の巧みな転身ぶり。またそんな彼を支える家族の団結力もまた、映画に独特のダイナミズムをもたらしてやまない。そんなドラマを堪能しつつ、第二次大戦後の映画界に吹き荒れたレッド・パージの様子を追放される側から描く視点は、映画の歴史についてもっと知りたいと思う者にとって大きな財産となるだろうし、この潮流の中で有名スターたちが各々どのような主張を展開していたのかもわかって勉強になった。

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牛津厚信

4.0 書くために抵抗し、抵抗するために書く

2026年10月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

驚く

1940年代後半~50年代米国の赤狩りで投獄された10人のハリウッド映画人、いわゆる「ハリウッド・テン」の1人である映画脚本家のダルトン・トランボの伝記映画で、トランボが下院非米活動調査委員会に喚問された1947年から偽名での活動を経て本名でのクレジットが復活した1960年までを描いている(エピローグとして1970年の功労賞贈呈式での演説シーンもある)。

面白かった。権力の不当な圧力でハリウッドから干されても、顔の出ない脚本家という特性を生かして偽名や他人名義で脚本を書き続けるトランボの粘り腰というかたくましさが素晴らしい。友人の脚本家イアン・マクラレン・ハンター名義の『ローマの休日』、偽名ロバート・リッチで書いた『黒い牡牛』の2本でアカデミー最優秀脚本賞を受賞するなど赤狩り(マッカーシズム)の時代をくぐり抜け、カーク・ダグラス製作・主演の『スパルタカス』、オットー・プレミンジャー監督の『栄光への脱出』でついにクレジット復活を果たす。終盤からエピローグは、ジーンとくる場面も多く結構ウルッときてしまった。

当然ながら実在の映画人がぞろぞろ登場するのも特徴で、ハリウッド裏面史としても興味深かった。前述のハンター、ダグラス、プレミンジャーの他にも、トランボを攻撃するゴシップ・コラムニストのヘッダ・ホッパー、ホッパー同様に非米活動調査委員会に協力するジョン・ウェインや映画監督のサム・ウッド、圧力に屈して転向する俳優エドワード・G・ロビンソンなど。特に面白かったのは偽名時代のトランボを雇う、質より量のB級映画専門会社のキング兄弟。全然知らなかった人たちだが、長兄フランク・キング(ジョン・グッドマン好演!)が「トランボを使うな」と圧力をかけにオフィスに来た委員に、「俺は金と女のために映画を作ってる。思想? んなもん知るか! てめえにとやかく言われる筋合いはねえ!」とバットでオフィスをめちゃめちゃにして追い返すシーンは痛快の一言。

演じる役者陣で個人的に感慨深かったのはダイアン・レイン。80年代の人気時代から90年代の低迷期を経て00年代に復活し、いまだに第一線で活躍してるのがうれしい。あと、昔から思ってたんだが、タイプライターってなんかいい。ワープロやパソコンにはないかっこよさがあって、ちょっと憧れる。ともかくとてもいい映画だった。唯一の難点は邦題のサブタイトル。「ハリウッドに最も嫌われた男」ってのはちょっと違うと思うなあ。

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バラージ

4.0 ヒステリックな嵐と家族愛

2026年9月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
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Bluetom2020

4.0 三谷幸喜アメリカン・ドリーム

2026年9月17日
iPhoneアプリから投稿

映画の良さを再認識

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ぴあのさん