有村架純主演「コーヒーが冷めないうちに」主題歌はYUKIが新曲「トロイメライ」書き下ろし
2018年7月11日 15:30

[映画.com ニュース] 本屋大賞2017にノミネートされた川口俊和氏の小説を有村架純主演で映画化する「コーヒーが冷めないうちに」の主題歌を、人気歌手のYUKIが手がけていることがわかった。今作からの熱烈オファーを受け、新曲「トロイメライ」を書き下ろし。同曲を収録した予告編(https://youtu.be/ekipOg9jkTI)も披露されており、“4回泣ける”感動の物語の一端を見ることが出来る。
舞台は、過去に戻れるとうわさの喫茶店「フニクリフニクラ」。店内のある席に座ると、望んだとおりの過去に行けるが、「過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、冷めてしまう間だけ。冷めないうちに飲み干さなければならない」など、ちょっと面倒くさいルールがあった。どんなことをしても「現実は決して変わらない」にもかかわらず、店には「過去に行き、ある人に再会したい」という人々が次々と訪れる。
「原作を読み、映画を見て、『トロイメライ』は完成しました」というYUKI。楽曲への思いを「何があってもおかしくない毎日のなかで、私たちは、哀しいことも嬉しいことも引き受けて暮らしています。『後悔しない生き方』に憧れ、頑張りながら、それでも人は時々、間違えてしまいます。でもそれは、もしかしたら、赦(ゆる)しあうためなのかもしれません。登場人物一人一人に思いを寄せていたら、そう、たどり着きました。間違えてしまうからこそ、お互いに赦しあって、生かされていくのではないかと。私には小さな傷跡がたくさん残っているけれど、それを見る度に、他者に赦されてきた自分に気付くのです。過去の自分を責めて、前に進めなくても、その時の決断が決して利己的なものではなかったことを、誰かがきっと、わかってくれている。そうであってほしい、という希望と願いを込めて、作りました」と明かし、「映画を見て、『トロイメライ』を聞いて、何度でも泣いて、何度でも笑ってください」と願いをこめた。

メガホンをとった塚原あゆ子監督(ドラマ「アンナチュラル」など)は、「優しく、力強く、前に向いていく。ほんの少しのことで未来は違ってくる。美しい声と歌詞に強烈に引き込まれました。映画のエンドロールで流れるこの曲が、全てを圧倒的に包み込んでいきます。感動しました」と脱帽の様子。プロデューサーの平野隆氏は「後悔を抱える人たちがタイムスリップするという物語に、YUKIさんの歌声が持つファンタジー感が美しくフィットするだろうと考え、オファーさせて頂きました」と起用理由を語り、「楽曲は、恋人、夫婦、姉妹、親子の4つの物語のなかで再生していく人々の姿をとても優しく包んでくれました。この曲はきっと、劇場を出ていく観客の皆さんに、爽やかな涙をもたらしてくれるような気がします」と太鼓判を押した。
「コーヒーが冷めないうちに」は、ほか波瑠、石田ゆり子、薬師丸ひろ子、吉田羊、松重豊、伊藤健太郎、林遣都、深水元基、松本若菜らが共演。9月21日から全国で公開される。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)