芋生悠×祷キララ主演「左様なら」7月クランクイン、唐田えりかがエール
2018年6月28日 14:20
[映画.com ニュース] 注目の若手女優・芋生悠と祷キララがダブル主演する映画「左様なら」が、7月3日にクランクインする。同作は、第9回田辺・弁慶映画祭で「ぼくらのさいご」が映画.com賞を受賞した石橋夕帆監督の初長編作だ。
原作は、若い世代から高い支持を得ているイラストレーター・ごめんが、Twitterで発表した初期の同名漫画。石橋監督は、短編作品である原作の登場人物を大幅に増やしオリジナル脚本化。海辺の町を舞台に、クラスメイトが死んでも、いじめられてもなお、当たり前のように続いていく「日常」と、その複雑で繊細な感情を独自の感性で描く青春群像劇。共演には平井亜門、日高七海、白戸達也、大原海輝、兒玉太智といった若手俳優が結集。また、石橋監督と共に短編作品などを製作してきた人気フォトグラファー・柴崎まどかがスチルとして参加。楽曲は話題の覆面アイドルグループ・・・・・・・・・(ドッツ東京)と、シンガーソングライターの佐野千明がコラボレーションし、オリジナル楽曲を書き下ろす。
撮影を前に、「名前」が6月30日より公開される戸田彬弘監督や、若手俳優から応援コメントが届いており、なかでも第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された濱口竜介監督「寝ても覚めても」でヒロインを演じた唐田えりかは「今思えば、私は芋ちゃんに一目惚れをしたんだと思う。彼女が映る画は、全部生きている。美しさの中に狂気も感じる。早くスクリーンの中で生きている芋生悠を堪能したくてたまらないです。あーあ、皆んなを一目惚れさせちゃうんだろうなあ」と、芋生推しでコメントを寄せている。
石橋監督は「本作の製作が決まってから自分なりに出演者の皆様とその役柄、原作と向き合ってきて、『左様なら』という作品が自分にとって本当にかけがえのないものになっていました。10代の頃に言葉にできずにいた感情を、この作品の中に丁寧に閉じ込めたいと思います」と、撮影を前に決意を新たにしている。
なお「左様なら」は、若手監督を輩出し続ける音楽と映画の祭典「MOOSIC LAB 2018」長編部門作品として製作。また、クラウドファンディングのプラットフォーム「MotionGallery」で製作支援を募っている(https://eiga.com/official/motion-gallery/#sayounara)。