「キャプテン・マーベル」、作曲家も女性
2018年6月25日 16:20
[映画.com ニュース]マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)初の女性ヒーローを主人公にした単独映画として注目を集める「キャプテン・マーベル」の音楽を、トルコ出身の女性作曲家ピナー・トプラクが手がけることに決まったと、米バラエティが報じた。
同作は、エイリアンのDNAを注入された空軍所属の女性パイロット、キャプテン・マーベルことキャロル・ダンバースの活躍を描くもの。タイトル役で主演を務めるブリー・ラーソンのほか、サミュエル・L・ジャクソンとクラーク・グレッグが、ニック・フューリー役とエージェント・コールソン役でMCUに復帰するのに加えて、ジュード・ロウが主人公の師となるウォルター・ローソン博士役、ベン・メンデルソーン(「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」)が悪役を演じることがすでに発表されている。
メグ・レフォーブ(「アーロと少年」)とニコール・パールマン(「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」)、ジェニーバ・ロバートソン=ドウォレット(「トゥームレイダー ファースト・ミッション」)が執筆した脚本をもとに、「ハーフ・ネルソン」「ワイルド・ギャンブル」の監督コンビ、アンナ・ボーデン&ライアン・フレックがメガホンをとるなど、スタッフにおいても女性中心の布陣で話題を呼んでいる本作だが、トプラクを音楽に迎えたことで、MCUのみならず、スーパーヒーロー映画史上初の女性作曲家が誕生することとなった。
10代でアメリカに移住したトプラクは、米ボストンの名門バークリー音楽院を卒業後、名作曲家ハンス・ジマーのもとで修行を積み、数多くのビデオゲームや映画、テレビドラマの音楽を手がけてきた。昨年公開の映画「ジャスティス・リーグ」で追加音楽を担当したのが認められ、シーズン2への更新が発表された米Syfyのドラマシリーズ「Krypton(原題)」ではメインスコアを手がけている。
トプラクは自身のインスタグラムで、「マーベル・ユニバースの一部になれるのは、本当に名誉なこと。私を信じて支え続けてくれたエージェントのローラとリチャード、このような素晴らしい機会を与えてくれた監督のアンナ・ボーデンとライアン・フレック、音楽監修のデイブ・ジョーダンをはじめ、今まで私の力になってくれた全ての人たちにお礼を言いたい」と感謝を述べた。「キャプテン・マーベル」は、2019年3月6日に全米公開予定。