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ケイト・ウィンスレットが出演を決めた理由とは?「女と男の観覧車」インタビュー映像公開

2018年6月22日 17:00

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ウッディ・アレン監督との 初タッグ作で名演を披露
ウッディ・アレン監督との 初タッグ作で名演を披露
Photo by Jessica Miglio (C)2017 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.

[映画.com ニュース] 「愛を読むひと」のアカデミー賞女優ケイト・ウィンスレットが名匠ウッディ・アレンと初タッグを組んだ「女と男の観覧車」について語った、7分間におよぶインタビュー映像が公開された。

1950年代、米ニューヨーク・コニーアイランドの遊園地を舞台に、劇作家志望の青年(ジャスティン・ティンバーレイク)におぼれる人妻の姿が描かれる。ウィンスレットは遊園地のウェイトレスとして働く元女優のジニーに扮し、再婚同士の夫(ジム・ベルーシ)の音信不通だった娘(ジュノー・テンプル)が現れたことから、徐々に人生を狂わせていくヒロインを演じ切っている。

夫役のベルーシとインタビューに応じているウィンスレットは、アレン監督作への出演を決めた理由は「それはすべてよ」と言い切る。「本当に。だって私は今まで42年間生きてきたけど、子どもの頃に見た映画で一番覚えているのは彼の作品よ。『ダウンタウン物語』や『グリース』よりね。つまり、彼は私にとって何というか、私が影響を受けた映画の原体験と言っていいと思うの」と自身への影響力を明かし、「だから“アレンからオファーだ”と電話がきて“本当に?”って感じだったの。あの時はものすごく感激したわ」と振り返っている。

退屈な日常を、夢を語る青年との恋によって輝かせていくクセのある役どころには、「この上なくいい気分だったわ」と目を輝かせる。「スタッフも少なく低予算の映画」であり、「たった30日で撮影をしなくてはならなかったの。普通の映画なら2倍は時間をかけるわ」という厳しかった状況を明かしつつも、「(スタッフ、キャストの全員が)みんなベストを尽くそうとすごく集中していたわ」とそれが良い方向に作用したと評している。

それぞれが、自身が演じたキャラクターについて解説した後は、共演についてのエピソードも。「共演者として最高だったよ。いつも集中していてシーンに全力で打ち込む。それにすごく優しいしね。コーヒーをいれてくれた。きっと僕の衣装を渡すと、家に持って帰って洗濯しただろうね! それを畳んで持ってきてくれる(笑)」と語るベルーシに対して、「チームの一員として行動したの、そしてリーダーシップを取らなければと思ったの。だって、全員が気を遣わないといけなかったし、打ち込む必要があった。だから率先してやったのよ」と返す様子からは、非常に親密でまとまった撮影現場だったことがうかがえる。

女と男の観覧車」は、1度のアカデミー賞監督賞、3度のアカデミー賞脚本賞に輝くアレンの監督第49作(短編、テレビシリーズを除く)。6月23日から全国公開。

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