どこまで続くんだ「バーフバリ」旋風!マサラ上映やカラオケなど日本での展開をチェック
2018年6月6日 19:00

[映画.com ニュース]インド国内で興行収入記録第1位を塗り替えた大ヒットシリーズ「バーフバリ」。濃すぎて豪快すぎる本作は、ここ日本でも中毒者を増やし続け、「インド映画に興味なし」という観客をも巻き込んだロングランを続けています。6月1日からは、本邦初公開の26分間の映像を含む「バーフバリ 王の凱旋 完全版」が全国公開を迎えました。“真の伝説”が封切られた今、日本ではどんな展開がなされているのか、ここでまとめておきます。
鈴やタンバリンを鳴らすだけでなく、カラフルなサイリウムをぶん回し、力の限り声援を送り続ける……。“全シーンクライマックス”と称される「バーフバリ」でも、発声、コスプレ、光り物、鳴り物が許可される絶叫上映は、各地で盛り上がりを見せています。6月2日には全国でイベント上映が行われ、SNS上は“バーフバリDAY”として大賑わいでした。6月中は、東京・新宿ピカデリーにて毎週2回開催されています。
なかでも、東京・キネカ大森などで行われる“マサラ上映”は極めてエネルギッシュです。基本は絶叫上映と同じですが、紙吹雪やクラッカーなどの派手な鳴り物、雄叫びやコール、そして歌とダンスなどがOK。スクリーンに映るバーフバリたちの雄姿にあわせて色とりどりの紙吹雪が乱れ飛び、客席のあちこちでダンスの輪が広がります。今までの鑑賞方法を根底から覆すマサラ上映は、「もう普通の映画館には戻れない」という観客も出るほど好評を博しています。
また監督を務めたS・S・ラージャマウリは、4月下旬の来日時に絶叫上映に参加していました。その際に、インドでの上映を「普段から観客があまりにも絶叫しているので、俳優の声はほとんど聞こえないし、食べものを投げるのでスクリーンもよく見えない」としたうえで、「日本の皆さんの絶叫は息が合っている。これは世界でも類を見ないので素晴らしい」と大いに感動した様子でした。
7月25日から、アニメ版「バーフバリ」がDVD3枚組で発売されます。全13話構成で、バーフバリの初恋など登場人物たちのアナザーストーリーを描きます。日本語版の声優には小山力也(バーフバリ役)、山野井仁(バラーラデーヴァ役)、麦人(カッタッパ役)ら、実写版と同じキャストが参加しています。
6月23日には、コミック版「バーフバリ~王の凱旋~」が幻冬舎から発売。かつては塚本晋也監督作「鉄男II BODY HAMMER」などで特殊メイクアーティストとして活躍していた漫画家・深谷陽氏が作画を務め、3世代の運命が交錯するアクションエンタテインメントを紡ぎます。
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ファンのアツい期待に応え、5月にはLINEスタンプが発売されました。シヴァガミの「この宣誓を法と心得よ」や、カッタッパの「お許しを」、バーフバリたちが木の弾力を利用して吹っ飛ぶ“城攻め”をモチーフにした「飛んで」「行きます」など、名シーン・名セリフをもじった32種が用意されています。もちろん「今から帰ります」「おはよう」など、日常会話でも使いやすいものもありますので、本作を知らない人に送りつけるときも安心です。
そして5月31日からは、「バーフバリ 王の凱旋 完全版」の劇中歌がJOYSOUNDでカラオケ配信中。「バーフバリ万歳」「かわいいクリシュナ神よ」「白鳥の船に乗って」「マヒシュマティ国の歌」「我らの至上の光」の5曲で、テロップではテルグ語の歌詞がカタカナ表示されます。完全版の鑑賞直後、興奮のままカラオケボックスに足を運ぶマヒシュマティ王国民も多いのではないでしょうか。
「王の凱旋」は中国では今年5月4日に封切られ、週間興行収入約8億円を稼ぎ出し初登場第4位にランクイン。アメリカでは初登場3位で、辛口で知られる批評家サイト「Rotten Tomatoes」でも100%の最高評価を獲得しました。“バーフバリ旋風”とも言うべき熱狂は、日本ではいつまで続くのか。これからも目が離せません。
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