榮倉奈々“妻の愚痴”への解決策に不満「奥さんの立場としてはつらい答え」
2018年6月5日 13:00
[映画.com ニュース] 榮倉奈々と安田顕が夫婦役で共演した映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」の男性限定試写会が6月4日、東京・飯田橋の神楽座で行われ、榮倉とメガホンをとった李闘士男監督が舞台挨拶に立った。
同作は、2010年に「Yahoo!知恵袋」に書き込まれ、コミックエッセイ化もされた「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。どういうことなのでしょうか?」という伝説的な投稿をもとに、毎日のように死んだふりを繰り返す妻・ちえ(榮倉)と、翻弄される夫・じゅん(安田)の日々をコミカルに描いた物語。
この日は、榮倉が会場の男性たちから寄せられた恋愛や結婚の悩み相談に答えるコーナーが設けられた。「妻の愚痴を適当に聞いていると、バレて怒られる。どうやったら女性の愚痴を上手く聞けますか?」という質問に、李監督は思わず「わかるー!」と同意。一方の榮倉は、「その質問をしている時点で、まともに聞く気がない! ズルしながら聞きたいから、その方法を知りたいってことでしょ? ただ聞くだけでいいんですよ!」と一蹴し、会場の笑いを誘っていた。
さらに李監督は、「(観客が)ほとんど男性だから言えるけど、女の人ってくどい(笑)。それさっきも聞いたよって」と女性の愚痴の性質に言及し、「早めに(愚痴に)同意すればループを止めることができるのでは?」と解決案を提示した。これを聞きながら、「(ループして)言う気がする、私も」と自らの言動を振り返っていた榮倉だったが、最終的には「その意見は奥さん気持ちを土に埋める感じがしてなんか嫌です!」と不満気に語り、「奥さんの立場としてはつらい答えですね」と“妻”の顔をのぞかせてほほを膨らませていた。
「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」は、6月8日から全国公開。